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ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計がまちまちならドル買い後退も

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計がまちまちならドル買い後退も」

6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金融正常化への期待は続くものの、雇用統計がまちまちならドル買い後退の見通し。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は今後の過度な引き締めに慎重で、ドル買いを抑制しそうだ。
 前日の取引は連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を消化し、金融正常化をにらんだ米10年債利回りの上昇によりドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.05ドルを割り込み、ドル・円は130円半ばに浮上。本日は連休明けの東京株式市場で日経平均株価が安寄り後にプラスへ転じ、やや円売りに振れやすい地合いに。また、米金利の先高観からドル買いも継続しており、ドル・円は130円前半から130円後半に強含んだ。この後の海外市場は今晩発表の米雇用統計が焦点。失業率は改善の一方、非農業部門雇用者数と平均時給は前回から伸びが鈍化する見通し。パウエルFRB議長は今後の利上げ幅拡大に慎重だが、市場は経済指標が堅調なら引き締め加速を想定している。そのため、想定に沿った内容なら米金利は失速しドル買いを弱める。また、当局者は金融正常化方針を維持するものの、過度なタカ派姿勢を抑えるとみられドルの上昇は小幅にとどまろう。


通貨別分析

 

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