東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に126円台で推移か、日米金利差拡大の思惑でドル買い継続も」
15日のドル・円は、東京市場では125円87銭から126円68銭まで上昇。欧米市場では、126円50銭から126円31銭まで下落したが、126円46銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に126円台で推移か。日米金利差拡大の思惑は残されており、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。
中国人民銀行(中央銀行)は4月15日、全銀行を対象に預金準備率を0.25ポイント引き下げると発表した。報道によると、約5300億元の長期流動性が市中に供給される。本日18日には中国の1-3月期国内総生産(GDP)が発表される。前年同期比4.3%程度の経済成長が予想されているが、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために行動規制を強化しこと、共同富裕に伴う統制強化などの措置が国内経済を圧迫したことは否定できない。市場参加者の間では「中国人民銀行は近日中に1年物と5年物の最優遇貸出金利(LPR)を0.1ポイント引き下げる」との見方が浮上している。なお、「米国が金融引き締めを推進しても、中国、日本が緩和的な金融政策を維持することによって金融市場の不確実性が大幅に高まる可能性は低い」との声も聞かれており、目先的に中国人民銀行の金融政策に対する関心が高まりそうだ。
《午前8時現在》
ドル・円: 126.00円-127.00円 126円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 136.00円-137.00円 136円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 93.00円-94.00円 93円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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