目次
▼17日(木)の為替相場
(1):豪失業率は事前予想通り
(2):ロシアメディア、ウクライナ軍が砲撃と報じる
(3):米新規失業保険は予想外の増加
(4):ウクライナ情勢について米露が互いに非難
17日(木)の為替相場
期間:17日(木)午前7時10分~18日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪失業率は事前予想通り
豪1月失業率は4.2%で予想通りだった。同新規雇用者数は前月比1.29万人増と、予想(±0.00万人)を上回った。労働参加率は66.2%(予想66.1%)であった。
(2):ロシアメディア、ウクライナ軍が砲撃と報じる
ウクライナ東部を実効支配する親ロシア派武装勢力に向けて、ウクライナ政府軍が砲撃を行ったとロシアメディアが報じた事を受けてリスク回避の円買いが強まった。その後、ウクライナはこの報道を否定した。
(3):米新規失業保険は予想外の増加
米新規失業保険申請件数は24.8万件と予想(21.8万件)を上回り、前週(22.5万件)から予想外に増加した。これを受けて一時ドルが下落した。なお、同時に発表された米1月住宅着工件数は年率換算で163.8万件と予想(169.5万件)を下回った。
(4):ウクライナ情勢について米露が互いに非難
ウクライナ情勢を巡る懸念が高まる中、米国株が下げ幅を拡大。ドル/円やクロス円の軟調推移が続いた。なお、バイデン米大統領はこの日、ロシア政府がウクライナ侵攻を正当化する「偽旗作戦」を行うなど、ウクライナへの侵攻を計画していることを示すあらゆる兆候があると表明。一方、ロシア大統領府(クレムリン)は、バイデン氏が緊張をあおり、米政府が安全保障に関する要求を無視していると非難。不特定の「軍事・技術による措置」を取るとけん制する強い表現の書簡を発表した。
17日(木)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:上下に動きづらい
昨日のドル/円相場は節目の115円を割り込んで下落。ウクライナ軍が同国東部の親ロシア武装勢力に砲撃したとの報道をきっかけにリスク回避の円買いが強まった。欧州市場で115.00円を割り込むとNY市場では114.85円前後まで下値を切り下げ、今月4日以来の安値を付けた。なお、ロシアはウクライナ侵攻を改めて否定したが、バイデン米大統領は侵攻の可能性が「きわめて高い」と言明。市場の懸念は晴れず米国株は大幅安で取引を終えた。
ドル/円は、本日もウクライナ有事への警戒感から上値の重い展開が続きそうだ。様々な情報が錯綜する中、週末跨ぎの円売りポジションは持ちづらいところだろう。
もっとも、「有事(警戒)のドル買い」も根強いと見られ、ストレートドルでのドル高がドル/円の下値を支える構図も継続する公算が大きい。本日朝の時点では日足一目均衡表の雲上限(114.83円前後)を巡る攻防となっているが、雲の下限(114.44円前後)を下抜ける可能性は低そうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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