東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に115円台で推移か、米雇用統計改善で円買いはさらに縮小も」
4日のドル・円は、東京市場では114円82銭から115円12銭まで上昇。欧米市場では、114円78銭まで下げた後、115円43銭まで上昇し、115円18銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に115円台で推移か。米雇用統計の改善を受けてリスク回避的な円買いはさらに縮小する可能性がある。
4日発表の1月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+46.7万人で市場予想を上回った。失業率は4.0%と12月の3.9%から上昇したが、不完全雇用率は12月の7.3%から7.1%に低下した。また、平均時間給は2020年3月以来となる前年比+5.7%の高い伸びを記録した。1月の非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ったことについては、労働省が季節調整のモデルを変更したことが関係しているとの指摘があるものの、市場関係者の間では「1月の雇用統計は予想以上の強い内容であり、3月利上げと早い時期のバランスシート縮小につながる」との声が聞かれている。CMEのFedWatchによると、2022年12月末までに1.50ポイント以上の利上げが行われる確率は50%を超えている。米雇用統計の改善とそれに伴う米長期金利の上昇は、日本銀行の金融政策、日経平均、ドル・円相場にも大きな影響を与える可能性があるため、各市場の反応を注視したい。
《午前8時現在》 ドル・円: 114.80円-115.80円 114円台後半でドル買い興味
ユーロ・円: 131.60円-132.60円 131円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 81.00円-82.00円 81円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■"JASDAQ INDEX" の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。
株式会社フィスコ