シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート2週連続増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート減少】
2月1日時点で円のポジションは、ドルに対して6.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.8万枚減少。
期間中のドル/円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて年内の利上げペースが加速するとの観測が強まる中、一時115.60円台へと上昇した。
ただ、その後FOMC当局者から3月の50bp利上げ観測を打ち消す発言が相次いだため、投機筋は円売り持ち(ショート)の一部を手仕舞ったと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング減少】
2月1日時点でユーロのポジションは、ドルに対して3.0万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが僅かに積み増しされたことから、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、1年7カ月ぶりの安値1.1122ドル前後へと下落したものの、その後は1.127ドル台へと反発した。
方向感を欠く相場展開に加え、欧州中央銀行(ECB)も政策金利発表を控えていたことから、投機筋のポジションに目立った変動は見られなかった。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート2週連続増加】
2月1日時点でポンドのポジションは、ドルに対して2.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが取り崩されショートが積み増されたことから、ネットショートは前週から1.6万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、約1カ月ぶりの安値水準である1.3358ドル前後を付けたが、その後は1.352ドル台へと持ち直した。
英首相の行動制限期間中のパーティー開催疑惑と英中銀(BOE)の利上げ期待の綱引きでポンド相場は方向感を欠いたが、投機筋は先安観を強めつつあるようだ。
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IMMポジション
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