目次
▼25日(火)の為替相場
(1):豪基調インフレ 2023年目標達成
(2):独Ifo 予想を上回る
(3):英首相パーティー疑惑 捜査着手へ
(4):世界経済見通し 引き下げへ
(5):米消費者信頼感 4カ月ぶり低下
25日(火)の為替相場
期間:25日(火)午前7時10分~26日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪基調インフレ 2023年目標達成
豪10-12月期消費者物価指数は前年比+3.5%に加速(予想+3.2%、前回+3.0%)。豪中銀(RBA)が重視する基調インフレ率は+2.65%となり、前期の2.15%から加速した(予想+2.30%)。RBAは前年12月の声明で「基調インフレ率が目標の中間値である2.50%に達するのは2023年」との見通しを示していたが、これを大幅に前倒しして達成した。豪ドルは、RBAの早期利上げ観測が高まり一時上昇したが、日本株が大幅に下落する中で伸び悩んだ。
(2):独Ifo 予想を上回る
独1月Ifo企業景況感指数は95.7と予想(94.5)を上回った。内訳の期待指数が前月の92.7から95.2へと上昇しており、独企業が先行きの見通しを強めている様子が窺えた。
(3):英首相パーティー疑惑 捜査着手へ
英イングランドが新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)中だった2020年6月に、英首相官邸内でジョンソン首相の誕生日パーティーが開かれていた疑惑が新たに浮上。前週末に英メディアが報じた。ロンドン警視庁はこの日、首相官邸パーティ疑惑の捜査に着手すると発表した。
(4):世界経済見通し 引き下げへ
国際通貨基金(IMF)はこの日発表した世界経済見通しで米国と中国の成長率見通しを引き下げた。2022年の米経済成長は4.0%の見込みとして従来の5.2%から下方修正。バイデン政権の看板政策だった巨額の歳出法案が議会を通過していない事や、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期の金融引き締め、供給不足の継続などを見通し引き下げの理由に挙げた。中国の2022年成長率見通しについても5.6%から4.8%へと下方修正。世界全体の成長率見通しは4.9%から4.4%へ引き下げた。一方、日本については、金融政策面からの支援継続などが景気回復を促すとして見通しを3.3%へ0.1ポイント引き上げた。
(5):米消費者信頼感 4カ月ぶり低下
米1月消費者信頼感指数は113.8と市場予想(111.2)を上回ったが、4カ月ぶりに低下した(前回115.2)。
25日(火)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:FOMCまでは方向感に乏しい展開
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅安。東京市場で113.67円前後まで下落したのち、欧州市場では114.15円前後へと反発したものの、NY市場に入ると株価が乱高下する中で113円台後半に押し戻されるなど方向感が定まらなかった。
本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心が集まっている。FOMC声明が発表される日本時間28時まではドル/円の方向感に乏しい展開が続きそうだ。なお、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見は28時30分から行われる。FOMCは3月の利上げ開始を示唆すると見られるが、この点は市場も織り込み済みだ。市場は年内の利上げペースと資産圧縮(量的引き締め=QT)の開始時期に関する手がかりを得ようと注目している。年内5-6回の利上げや4-6月期のQT開始など、パウエル議長が前のめりな引き締め姿勢を示す事はないと考えている。この場合、米長期金利はいくぶん低下するかもしれないが、株価が落ち着きを取り戻せばドル/円は強含む公算が大きいと見る。
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