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ドル・円は上げ渋りか、米国株は自律反発でもFOMCにらみ

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は上げ渋りか、米国株は自律反発でもFOMCにらみ」
 24日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。大幅続落の米国株が自律反発なら、円買い後退で主要通貨は下げづらい。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようと、積極的なドル買いは抑制されそうだ。
 前週末の取引で米10年債利回りの低下を背景にドル売りが優勢となり、ユーロ・ドルは1.1360ドル付近まで買われる場面があった。一方、米国株の大幅続落で円買いが強まり、ドル・円は113円60銭付近に値を下げている。週明けのアジア市場は日経平均株価が序盤の大幅安で、リスク回避的な円買いに。ただ、日本株の反転や米株式先物の堅調地合いにより円買いは後退し、ドル・円は一時114円付近に上昇した。
 この後の海外市場は明日から開催されるFOMCを控え、狭いレンジ内での値動きが予想される。NY株式市場の大幅続落により割安感が生じた銘柄に買戻しが入れば、株高・円安に振れやすい。また、ウクライナ情勢の不透明感から引き続きユーロは買いづらく、ドルの押し上げ要因に。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)は株安を意識してタカ派的なスタンスを弱める可能性もあり、金利高・ドル高は抑えられるとみる。



通貨別分析

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