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FX/為替「市場の関心はFOMCへ」 外為トゥデイ 2022年1月24日号

外為トゥデイ

目次

▼21日(金)の為替相場
(1):日本CPI 予想に届かず
(2):英小売売上高 予想を超える落ち込み
(3):世界経済フォーラム 見解示す
(4):米ロ外相会談 対話継続で合意

▼21日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:113円台後半を中心とした値動き

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

21日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20220124093049p:plain期間:21日(金)午前7時10分~22日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本CPI 予想に届かず

日本12月消費者物価指数(CPI)は前年比+0.8%(予想+0.9%、前回+0.6%)だった。日銀が重視する生鮮食料品を除いたコアCPIは前年比+0.5%と、予想(+0.6%)に届かなかった。

(2):英小売売上高 予想を超える落ち込み

英12月小売売上高は前月比-3.7%と予想(-0.6%)を超える落ち込みとなった。新型コロナ変異株「オミクロン」の感染拡大の影響と見られる。変動の大きい自動車燃料を除いた売上高も前月比-3.6%と大幅に落ち込んだ(予想-0.8%)。

(3):世界経済フォーラム 見解示す

世界経済フォーラム「ダボス・アジェンダ」のパネルセッションで、欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、「インフレ見通しのあらゆる変更にはオープンでなければならない」とし、「条件が満たされればECBが行動する事に疑いはない」と述べた。同じパネルセッションに出席した黒田日銀総裁は「日本のインフレ率はなお低すぎる」として「きわめて緩和的な金融政策を続ける必要がある」との見解を示した。

(4):米ロ外相会談 対話継続で合意

スイス・ジュネーブで行われた米ロ外相会談は、ウクライナ問題で明確な合意は得られなかったものの、対話を継続する事で合意。米国のブリンケン国務長官はロシアが求めている安全保障について「近く回答する」と表明。ロシアのラブロフ外相は、ウクライナを巡る西側の懸念はヒステリーだとした上で「ロシアに隣国を攻撃する計画はない」と改めて言明した。前日には、米国のバイデン大統領が「ロシア軍がウクライナの国境を越えれば、それは侵略だ」「プーチン大統領がこの選択をすれば、ロシアは大きな代償を払うことに疑いの余地がない」と警告していた。

21日(金)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:113円台後半を中心とした値動き

21日のドル/円は終値ベースで約0.4%下落。世界的に株価が下落する中、リスク回避の円買いが優勢となった。ウクライナ情勢を巡る懸念も相まって米長期金利が低下したため、一時113.60円前後まで下落した。世界の株式市場は、明日25日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)が必要以上に引き締めスタンスに傾斜する事を警戒している模様。市場の関心は、26日に発表されるFOMC声明とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見に向かいそうだ。

本日のドル/円は、株価の続落リスクを睨んで上値が重い一方、FOMCのタカ派化観測が下値を支えると見られ、113円台後半を中心とした値動きが見込まれる。ただ、14日に付けた月初来安値の113.48円前後を下抜ければストップロスを巻き込んで一時的に下げ幅を拡大する可能性もある。

注目の経済指標

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注目のイベント

f:id:gaitamesk:20220124080154p:plain※時間は日本時間での表示になります。
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