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FX/為替「米12月雇用統計に注目集まる」 外為トゥデイ 2022年1月7日号

外為トゥデイ

目次

▼6日(木)の為替相場
(1):欧米市場でも株安が進行
(2):独CPIは予想を上回る伸び
(3):米新規失業保険申請件数は予想に反して増加
(4):米経済指標は強弱まちまち
(5):ブラード総裁 資産圧縮に言及

▼6日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:米雇用統計のほか、株価にも注目

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

6日(木)の為替相場

6日(木)の為替相場期間:6日(木)午前7時10分~7日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):欧米市場でも株安が進行

前日の米国株安に連動してほぼ全面安となったアジア株に続き、欧州市場でも株価が下落。リスク回避の円買いが強まり、豪ドル/円を中心にクロス円が下落した。ドル/円もクロス円の下落が重しとなり弱含んだが、円以外の通貨に対してはリスク回避のドル買いも強まったため、下落ピッチは緩やかだった。

(2):独CPIは予想を上回る伸び

独12月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+5.3%と市場予想(+5.1%)を上回った。欧州連合(EU)基準でも前年比+5.7%と予想(+5.6%)を上回ったが、伸び率は前月の+6.0%から鈍化した。

(3):米新規失業保険申請件数は予想に反して増加

米新規失業保険申請件数は20.7万件と予想(19.5万件)に反して前週の20.0万件から増加した。

(4):米経済指標は強弱まちまち

米12月ISM非製造業景況指数は62.0となり、過去最高だった前月の69.1から低下。市場予想(67.0)も下回った。一方、米11月製造業受注は前月比+1.6%、同耐久財受注は前月比+2.6%といずれも予想(+1.5%、+2.5%)をやや上回った。ドル/円は米12月ISM非製造業景況指数の低下を受けて115.63円前後まで下落。ただ、米長期金利が米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ期待を背景に上昇を続ける中でドルの下値は限られた。なお、米10年債利回りは一時1.75%台へと上昇して昨年3月以来の高水準を付けた。

(5):ブラード総裁 資産圧縮に言及

米セントルイス連銀のブラード総裁は、「早ければ3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げを開始する事が可能だ」と発言。さらに、「資産購入は向こう数カ月で終了を迎えるが、FOMCは適切なペースで金融緩和を巻き戻すため、バランスシートの受動的な縮小という選択をとる事もあり得る」として資産圧縮にも言及した。

6日(木)の株・債券・商品市場

6日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:米雇用統計のほか、株価にも注目

昨日のドル/円は調整含みの動きで115円台後半へと小反落した。5年ぶり高値圏の116円台では売りが優勢。米12月ISM非製造業景況指数が予想を下回ると115.63円前後まで下落する場面もあった。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ期待を背景に米長期金利の上昇が続く中ではドルの下値も堅く、その後は115.80-90円台へと持ち直した。

本日は、米12月雇用統計に注目。市場予想は非農業部門雇用者数が44.7万人増(前月21.0万人増)、失業率は4.1%(前月4.2%)。米国のインフレ動向を見る上で注目される平均時給は前月比+0.4%、前年比+4.2%が予想されている(前月+0.3%、+4.8%)。雇用統計が予想以上に良好な結果なら、ドル/円は4日に付けた116.35円前後の高値を更新する可能性もある。

ただ、株価動向には引き続き注意が必要だろう。昨日も米国株は長期金利の上昇を嫌気して軟調だった。週末を控えて本日も下げが続くようならドル/円の上値の重さも継続する事になりそうだ。

注目の経済指標

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