目次
▼6日(月)の為替相場
(1):PBOCが預金準備率引き下げ
(2):IMF、ユーロ圏インフレは一時的
(3):「オミクロン」への過度な懸念が和らぐ
6日(月)の為替相場
期間:6日(月)午前7時00分~7日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):PBOCが預金準備率引き下げ
中国人民銀行(PBOC)は今月15日から、大半の市中銀行の預金準備率を0.5%ポイント引き下げると発表。景気減速への対応として、1兆2000億元の流動性を供給する事になる。これを受けて豪ドルは一時上昇した。
(2):IMF、ユーロ圏インフレは一時的
国際通貨基金(IMF)は、ユーロ圏経済に関する報告書で「インフレ高進は一過性で賃金上昇には結びつかないため、大きな脅威ではない」とした上で「欧州中銀(ECB)の金融政策は引き続き緩和的であるべき」とした。ただ、ユーロに目立った反応はなかった。
(3):「オミクロン」への過度な懸念が和らぐ
新型コロナ変異株「オミクロン」を巡る過度な懸念が和らぐ中、米国株が大幅に反発。リスク回避の動きが後退する中、円が全面的に下落した。バイデン米大統領の首席医療顧問を務める国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長が前日に、「オミクロン株について断定的な判断を示すのは時期尚早だが、これまでのところ重症度はそれほど高くないように見受けられる」と述べた事が意識された模様。
6日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:114円が視野に
昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%上昇。NY市場で株価が大幅に反発する中、米長期金利の上昇を支えに113.55円前後まで上伸した。なお、米10年債利回りは前日比9.1bp(0.091%)上昇して1.434%前後となり、前週末の低下幅をほぼ回復。ドル/円も前週末の米11月雇用統計後の高値113.61円前後に迫った。日足一目均衡表の雲上限(113.30円前後)を突破した事もあって、本日はもう一段の上昇が期待できそうだ。113.61円前後を上抜ければ20日移動平均線や日足一目均衡表の転換線および基準線が重なる114.00円付近まで上昇余地が広がるだろう。
ただ、新型コロナ変異株「オミクロン」を巡るニュースヘッドラインには引き続き注意が必要。社債の利払い期限を迎えた中国不動産大手恒大集団の債務不履行(デフォルト)リスクにも目配りが必要となろう。
注目の経済指標
注目のイベント
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