シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート5週間ぶりに減少
▼IMMポジション ユーロ/ドル
6週間ぶりにユーロネットロングへ転じる
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショートへ転じる
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート5週間ぶりに減少】
11月9日時点で円のポジションは、ドルに対して10.5万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩しがやや大きかったため、ネットショートは前週から0.2万枚強減少。
期間中のドル/円相場は、FOMCが早期利上げに傾くほどのタカ派スタンスを示さなかったと受け止められ一時112.73円前後へと弱含む展開。
約1カ月ぶりの安値へと沈む中で、投機筋の円売り持ちの解消がやや優勢となったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【6週間ぶりにユーロネットロングへ転じる】
11月9日時点でユーロのポジションは、ドルに対して0.4万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートの取り崩しによって6週間ぶりにネットロングへ転じた。
期間中のユーロ/ドル相場は、節目の1.1500ドルを割り込まずに底堅く推移
この時点では、1.1500ドルが目先の底値とする見方が少なくなかったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショートへ転じる】
11月9日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが取り崩された上に、ショートが大幅に積み増された結果、4週間ぶりにネットショートへ転じた。
期間中のポンド/ドル相場は、英中銀(BOE)が市場予想に反して利上げを見送ったことから、一時1.342ドル前後を付ける軟調な展開。
BOEの利上げ期待が裏切られたことで、投機筋のポンド強気スタンスが崩れ、一気に弱気転換した模様。
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IMMポジション
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