目次
▼6日(水)の為替相場
(1):日経平均株価、8日連続下落
(2):原油価格 5営業日ぶり反落
(3):米ADP雇用者数 予想上回る
(4):ECB関係者「PEPP終了時、新たな購入を検討」
(5):米国、債務上限を短期的に引き上げか
6日(水)の為替相場
期間:6日(水)午前6時10分~7日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日経平均株価、8日連続下落
一時400円近く上昇していた日経平均株価が下落に転じると、ドル/円やクロス円も失速。日経平均株価は12年ぶりに8日続落となった。なお、英FT紙は日本株の下落について「岸田ショック」と報じ、岸田首相が金融所得課税強化の方針を示している事が理由とした。
(2):原油価格 5営業日ぶり反落
原油や天然ガスなどのエネルギー価格の高騰で、経済の先行きに不安が広がり、欧州株が下落。ユーロ/円やポンド/円に下落圧力がかかった。この日は、ロシアのプーチン大統領が「エネルギー市場の安定化を支援する用意がある」と発言した事で原油価格は下落したが、市場の不安心理を払しょくする事は出来なかった。
(3):米ADP雇用者数 予想上回る
米9月ADP全国雇用者数は56.8万人増と市場予想(43.0万人増)を上回った。ただ、欧州株が下落する中、ドル/円の反応は小さかった。
(4):ECB関係者「PEPP終了時、新たな購入を検討」
欧州中銀(ECB)関係者の話として、「ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)終了時の新たな債券購入計画を検討している」と伝わった。PEPPが2022年3月に終了する際に、市場が混乱する事態を回避するための措置との事。
(5):米国、債務上限を短期的に引き上げか
アジア市場や欧州市場の流れを継いで下落していた米国株がプラス圏に浮上。米野党共和党のマコネル上院院内総務が12月までの短期的な債務上限引き上げを提案した事が好感された模様。その後、与党民主党はこの提案の受け入れを示唆。合意すれば米国が債務不履行(デフォルト)に陥るリスクはひとまず後退する。
6日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:111円台でもみ合う展開
昨日のドル/円は上値の重い展開。111.79円前後までドル買い・円売りが先行したものの、米長期金利の低下を受けて111.20円前後まで反落した。ただ、米債務上限が短期的に引き上げられる見通しとなった事で米国株が反発する中、下値追求の動きには至らなかった。終値ベースでは0.1%未満の小幅な下落にとどまった。ローソク足(日足)の足型は、実体部が小さく上下にヒゲを伸ばした「陰のコマ」で気迷い商状を示している。
明日の米9月雇用統計を前に、ドル/円は本日も111円台でもみ合う展開となりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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