目次
▼16日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計と恒大問題が重し
(2):ユーロ圏貿易収支は予想を下回る黒字額
(3):米小売は予想に反して増加
16日(木)の為替相場
期間:16日(木)午前6時10分~17日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪雇用統計と恒大問題が重し
豪8月雇用統計は新規雇用者数が14.63万人減と予想(8.00万人減)を下回った一方、失業率は4.5%に改善した(前回4.6%、予想5.0%)。労働参加率が65.2%に急低下しており(前回66.0%)、コロナ感染拡大で職探しを諦めた人が急増した事が失業率を押し下げたと見られる。豪ドルは、過剰債務問題で揺れる中国不動産大手「恒大グループ」の債券取引停止(翌日に再開)が発表された事もあって売りが優勢となった。
(2):ユーロ圏貿易収支は予想を下回る黒字額
ユーロ圏7月貿易収支は134億ユーロの黒字(季節調整済)と、黒字額は予想(149億ユーロ)を下回った。
(3):米小売は予想に反して増加
米8月小売売上高は前月比+0.7%と予想(-0.7%)に反して増加。自動車を除いた売上高も+1.8%と大幅に増加した(予想±0.0%)。これを受けて米長期金利が上昇するとともにドル買いが強まった。その他、米新規失業保険申請件数は33.2万件と予想(32.2万件)を上回り前週(31.2万件)から悪化した一方、米9月フィラデルフィア連銀景況指数は30.7と予想(19.0)及び前回(19.4)を上回った。
16日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米景気の回復鈍化懸念が和らぐ
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米8月小売売上高が予想に反して増加した事でドル買いが強まると109.83円前後まで上伸した。コロナ禍でも、米経済の要ともいえる個人消費が堅調である事が示され、米景気の回復鈍化懸念が和らいだ。
米国の個人消費動向については、本日発表される米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値にも注目したい。その他、本日も中国不動産大手恒大の過剰債務問題を巡り、中国株の動向が注目される。本日のドル/円は底堅い展開が見込まれるものの、週末を前にした持ち高調整などから上値も重くなりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
特になし
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