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ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計後のドル売りは一服

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米雇用統計後のドル売りは一服」

 5日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国市場が独立記念日の振替に伴う休場となり、値動きは限定的となる見通し。前週末に発表された米雇用統計を消化するなか、ドルは売り一服で下げづらい展開となりそうだ。

 2日の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+85.0万人と予想を上回った半面、失業率は5.9%、平均時給は前年比+3.6%と、いずれも予想より弱い内容となった。全般的に強弱まちまちのため、発表後のドルはいったん上昇した後に反落。ユーロ・ドルは1.1870ドル台に浮上し、ドル・円は111円を割り込んだ。ただ、週明けアジア市場はドル売りが一服しており、主要通貨は対ドルで上げ渋る展開に。ドル・円はいったん111円台前半に値を戻している。

 この後の海外市場は薄商いのなか、狭いレンジ内での値動きとなりそうだ。本日発表の英国やドイツ、ユーロ圏のサービス業PMIが上方修正されれば、欧州通貨は売りづらいだろう。また、豪準備銀行の明日の定例会合を前に、豪ドルも売り買いともに仕掛けにくく、主要通貨は底堅く推移しよう。ドルはやや下押しされるものの、米雇用統計は全般的にそれほど悪化しておらず、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め姿勢を意識したドル買いは根強いだろう。

通貨別分析

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