東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に109円台前半で推移か、引き続きリスク選好的なドル買い抑制も」
19日のドル・円は、東京市場では108円83銭から109円12銭まで反発。欧米市場では、109円34銭まで買われた後、一時108円57銭まで反落したが、109円22銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に109円台前半で推移か。米国株安を意識してリスク選好的なドル買いはやや抑制される可能性がある。
19日に公表された4月27-28日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、数名のメンバーは「FOMCが設定する目標に向けて経済の急速な進展が継続すれば、ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適切になる可能性がある」と指摘していた。議事要旨では、米国経済の状況は目標の達成には程遠いとの見解が含まれており、現行の金融政策スタンスとガイダンスは引き続き適切と判断されている。市場関係者の間からは「インフレ見通しは不透明であり、米金融当局が量的緩和策の縮小について議論を開始する時期は予測困難」との声が聞かれている。ただし、米国経済はバンデミック前の状態に戻りつつあるため、7-9月期の経済情勢次第では10-12月期に量的緩和策の縮小についてFOMCで議論が開始される可能性は否定できない。
《午前8時現在》 ドル・円: 108.80円-109.80円 108円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 132.50円-133.50円 132円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 83.80円-84.80円 83円台後半で豪ドル買い興味
通貨別分析
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