東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に108円台前半で推移か、米長期金利の上昇を意識して円買い抑制も」
18日のドル・円は東京市場では107円71銭から106円76銭まで下落。欧米市場でドルは107円09銭から108円65銭まで上昇し、108円06銭で取引終了。
本日19日のドル・円は、主に108円台前半で推移か。米長期金利の上昇を意識してドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性がある。
18日のニューヨーク市場で、米国株式は大幅安となったが、長期金利は上昇した。市場流動性の低下が懸念されており、米国債(現物債)の取引は減少しているようだ。10年債利回りはニューヨーク市場で一時0.99%近辺まで低下したが、取引終了時点にかけて1.26%近辺まで上昇する場面があった。米連邦準備制度理事会(FRB)は、コマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入したが、クレジット市場の混乱は収まっていないようだ。市場関係者の間では、各国政府による大規模な財政出動への期待があるものの、欧米諸国などで新型コロナウイルスの感染拡大は続いている。人々の社会生活や企業経済活動に重大な影響を及ぼしており、経済指標などの大幅な悪化も予想されることから、金融市場の不確実性が短期間で低下することは難しいとみられる。
《午前8時現在》ドル・円: 107.00円-109.00円 107円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 117.50円-119.50円 117円台半ばでユーロ買い興味
豪ドル・円: 61.50円-63.50円 61円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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