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ドル・円は110円を挟んだ水準で推移か、米長期金利の低下を意識してドル買い縮小の可能性も

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東京市場オープニングコメント

「ドル・円は110円を挟んだ水準で推移か、米長期金利の低下を意識してドル買い縮小の可能性も」

14日のドル・円は東京市場では109円92銭から110円21銭まで上昇。欧米市場でドルは110円11銭から109円86銭まで反落し、109円98銭で取引終了。

本日15日のドル・円は引き続き110円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買い・円売りはやや縮小する可能性がある。

米労働省が14日発表した12月消費者物価コア指数(CPI)は前年比+2.3%と、市場予想と一致したが、前月比の上昇率は市場予想を下回った。12月の消費者物価コア指数のデータはインフレ進行を示唆するものではないとの見方が広がり、長期債などの利回り水準は低下した。金利先高観は再び後退し、ドルの上値はやや重くなった。ただし、米国株式の先高観は残されており、市場関係者の間からは「米長期金利は1.80%近辺で下げ渋り、2%近辺まで反転する可能性は残されている」との声が聞かれている。今週16日に発表される12月の米小売売上高が市場予想を上回った場合、米長期金利は上昇に転じる可能性があるとみられており、個人消費や雇用の動向を引き続き慎重に見極めることになりそうだ。
《午前8時現在》ドル・円: 109.50円-110.50円 109円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 121.80円-122.80円 121円台後半でユーロ買い興味
豪ドル・円: 75.30円-76.30円 75円台前半で豪ドル買い興味


通貨別分析

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