
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2026年3月6日 19時00分
日本 1月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比)|8:30発表
現金給与総額は、日本の賃金動向を示す主要指標で、家計の購買力や日銀の政策判断、円相場にも影響する重要なデータです。
発表数値の確認
- 前回(12月):2.4%
- 予想(1月):2.4%
市場は、年末のボーナス要因が剥落する中でも、基礎給の底堅さが維持されるかに注目しています。
注目ポイント
今回の毎月勤労統計では、賃金の伸びがどこまで持続しているかが焦点となります。特に、昨年から続いている実質賃金のマイナスが改善に向かうかどうかは、家計消費の回復に直結する重要な要素です。また、2026年春闘では高い賃上げ要求が続いており、今回の統計がその流れと整合的かどうかも注目されます。さらに、日銀は「広範で持続的な賃金上昇」を政策正常化の条件としているため、今回の結果は利上げ時期の見通しにも影響を与える可能性があります。
FX視点(USD/JPY・クロス円)
予想通り(2.4%前後)
賃金の伸びが横ばいなら市場の反応は限定的で、ドル円は方向感が出にくい展開になりやすい。
強い結果(2.7%以上)
賃金上昇が加速すれば実質賃金改善期待が高まり、日銀の正常化観測が強まって円買いが入りやすい。ドル円は上値が重くなり、クロス円も円高方向へ。
弱い結果(2.0%割れ)
賃金の伸び鈍化は消費回復への懸念を強め、日銀の利上げ観測が後退。円売りが優勢となり、ドル円は上方向に反応しやすい。
中国 2月PPI・CPI|10:30発表
PPI(生産者物価指数)とCPI(消費者物価指数)は、中国の物価動向を示す重要指標で、世界的なインフレ動向や人民元相場、アジア市場全体のリスク選好に影響します。
発表数値の確認
PPI(前年比)
- 前回(1月):-1.4%
- 予想(2月):-1.1%
40カ月以上マイナスが続いており、下落幅がどこまで縮小するかが焦点です。
CPI(前年比)
- 前回(1月):0.2%
- 予想(2月):0.9%
春節(旧正月)要因で食品・サービス価格が上振れしやすい月です。
注目ポイント
2月は春節の影響で消費関連の価格が上昇しやすく、CPIの反発がどこまで強いかが注目されます。デフレ懸念が和らぐかどうかは、中国景気の底打ち判断に直結します。一方、PPIは長期のマイナスが続いていますが、資源価格の持ち直しや在庫調整の進展により、下落幅縮小が確認されれば工業部門の改善期待につながります。物価の底打ちが見えるかどうかは、人民元相場だけでなく、アジア全体のリスク選好にも影響を与える可能性があります。
FX視点(USD/CNH・クロス円)
予想通り(PPI:-1.1%前後、CPI:0.9%前後)
市場の想定内で、人民元相場の反応は限定的。中国景気の底打ち期待は維持されるが、USD/CNH・クロス円ともに大きな方向感は出にくい。
強い結果(PPIの下落幅縮小が想定以上、CPIが1.2%以上)
物価の持ち直しが鮮明となり、中国景気改善期待が強まる。人民元買いが入りやすく、USD/CNHは下落方向へ。リスク選好が強まれば、豪ドル円・NZドル円など資源国通貨のクロス円も上昇しやすい。
弱い結果(PPIが再悪化、CPIが0.5%割れ)
デフレ懸念が再燃し、中国景気の弱さが意識される。人民元売りが優勢となり、USD/CNHは上昇方向へ。リスク回避が強まればクロス円は上値が重くなり、円買いが入りやすい展開に。

※Bloombergのデータを基に作成
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