4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 宇栄原宗平
目次
▼北米(米国・カナダ)
どうなるFOMC!?トランプ大統領は利下げ要求
▼欧州(ユーロ圏・英国)
BOEによる利下げ確実視、今後のペースは?
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
米中貿易摩擦が激化する中で中国経済への影響は
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ中銀による今後の金融政策巡りトルコCPIに注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
5/5☆米4月ISM非製造業景況指数
5/6◎米3月貿易収支
5/7☆FOMC政策金利
5/7☆パウエルFRB議長記者会見
5/8☆米新規失業保険申請件数
5/8◎米ニューヨーク連銀1年先インフレ期待
5/8◎コインベース・グローバル1-3月期決算
5/9☆カナダ4月雇用統計
5/9◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、クーグラーFRB理事、バーFRB理事講演
5/9◎ウォラーFRB理事、ボウマンFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ムサレム米セントルイス連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米金利先物市場では、7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)における政策金利の据え置きがほぼ確実視されています。トランプ米大統領が利下げを要求する中で、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見でどのような発言をするか注目が集まります。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
5/7◎ユーロ圏3月小売売上高
5/7◎EU外相会合(~8日)
5/8◎独3月鉱工業生産
5/8☆BOE政策金利
5/8☆BOE議事録
5/9☆ベイリーBOE総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場は、8日の英中銀(BOE)における25bp(0.25%ポイント)利下げを織り込んでいます。そのため、次回6月会合での連続利下げの可能性を巡りBOE議事録やベイリーBOE総裁の講演が注目されます。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
5/6◎中国4月財新サービス業PMI
5/7◎NZ1-3月期就業者数増減
5/7◎NZ1-3月期失業率
5/8◎日銀金融政策決定会合議事録(3月18・19日分)
5/9◎中国4月貿易収支
5/9◎日本3月現金給与総額
5/10☆中国4月消費者物価指数
5/10◎中国4月生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米中貿易摩擦緩和への期待が高まっているとはいえ、交渉は進んでおらず米中ともに高関税を付加した状況が続いています。中国景気に対する影響を計る上で6日の4月財新サービス業PMIや4月貿易収支などが材料視される可能性があります。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
5/5◎トルコ4月消費者物価指数
5/8◎メキシコ4月消費者物価指数
5/9◎トルコ3月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコ中銀は政局不安が続く中で17日に予想外に350bp利上げを決定しました。声明では「4月のコアインフレ率は、最近の金融市場の動向を受けてやや上昇が見込まれる。一方、サービス部門のインフレ率は比較的横ばいで推移する可能性が高い」との予測を示しました。今後の金融政策を巡り5日に発表される4月消費者物価指数(CPI)に注目です。
新興国のイベント
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。