【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 宇栄原宗平
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
豪賃金指数、雇用情勢が手掛かりに
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ国際収支改善に向かうか
北米(米国・カナダ)
重要イベント
5/13◎メスター米クリーブランド連銀総裁、ジェファーソンFRB副議長講演
5/14☆米4月生産者物価指数
5/14☆パウエルFRB議長講演
5/15☆米4月消費者物価指数
5/15☆米4月小売売上高
5/15◎カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
5/16◎米4月住宅着工件数
5/16☆米新規失業保険申請件数
5/16☆米4月鉱工業生産
5/16◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
5/16◎ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
5/19☆パウエルFRB議長講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米4月雇用統計の結果を受けて、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方を強めています。そうした中で、15日の米4月消費者物価指数(CPI)に注目が集まります。また、米4月CPIの結果を受けたパウエル議長の発言にも注目です。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
5/13◎ユーロ圏財務相会合
5/14☆英4月雇用統計
5/14☆独5月ZEW景況感調査
5/14◎ユーロ圏5月ZEW景況感調査
5/14◎EU財務相理事会
5/15◎ユーロ圏1-3月期GDP・改定値
5/15◎ユーロ圏3月鉱工業生産
5/16◎ECB金融安定報告
5/17◎ユーロ圏4月消費者物価指数・改定値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
英中銀(BOE)は9日に政策金利を据え置きました。ただ、9名中2名は利下げを支持したことが分かっています。早ければ6月にでも利下げに踏み切るとの見方がある中で14日の英4月雇用統計の結果が注目されます。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
5/15☆豪1-3月期賃金指数
5/16☆日本1-3月期GDP・速報値
5/16☆豪4月雇用統計
5/17◎NZ1-3月期生産者物価指数
5/17☆中国4月小売売上高
5/17☆中国4月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
7日の豪中銀(RBA)理事会では政策金利を据え置いたものの、ブロック総裁の発言はハト派的と受け止められました。今後の金融政策の方向性を探る上でも15日の豪1-3月期賃金指数や16日の豪4月雇用統計が重要な手掛かりとなるでしょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
5/13◎トルコ3月経常収支
5/14◎南ア1-3月期失業率
5/15◎南ア3月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
S&Pはトルコの信用格付けを「B」から「B+」に引き上げ、見通しをポジティブに維持しました。今後、格付けを引き上げる一つの条件として国際収支の改善を挙げています。13日のトルコ3月経常収支に関心が寄せられそうです。
新興国のイベント
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。