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ドル・円は底堅い値動きか、米重要経済指標にらみドル売り縮小

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米重要経済指標にらみドル売り縮小」
 30日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。前日の米JOLT求人件数などが悪化し、今晩のADP統計が低調ならドル売りに振れやすい。ただ、週後半のコアPCE消費支出や雇用統計を見極めようと、ドルは売りづらいだろう。

 29日発表された米国のJOLT求人件数や消費者信頼感指数は予想を下回り、金融引き締め継続への警戒を弱めた。長期金利は国債入札の結果も受け低下に傾き、ドル売り優勢でユーロ・ドルは1.0780ドル台から1.0890ドル台に浮上。ドル・円は年初来高値を更新し、147円30銭台まで買われたものの、145円60銭台まで急落した。本日アジア市場で米金利は下げ渋ったほか、アジア株高となりドル・円は146円台に持ち直した。この後の海外市場は欧米経済指標にらみ。ユーロ圏の消費者信頼感指数やドイツの消費者物価指数が低調なら欧州中銀(ECB)の追加利上げ期待を弱め、ユーロ売り・ドル高に振れやすい。一方、その後の米経済指標はADP雇用統計が低調、4-6月期国内総生産(GDP)改定値は速報値と同水準とみられ、金利安・ドル安を抑制する手がかりとなる。ただ、目先のコアPCE消費支出や雇用統計を見極める展開となり強い売りは抑制される。

通貨別分析

 

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