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ドル・円は上げ渋りか、米引き締め継続期待も為替介入に根強い警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は上げ渋りか、米引き締め継続期待も為替介入に根強い警戒」

 17日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。今晩発表の米経済指標が堅調なら金融引き締めを後押しし、ドル買い先行。一方、日本の為替介入は現時点で想定されていないものの、警戒されれば円売りは縮小しそうだ。
 16日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、ほとんどの当局者が目先のインフレ再加速を見込み、引き締め継続の方針を正当化するとみていたことが明らかになった。それを受けて金利高を背景としたドル買いでユーロ・ドルは1.0870ドル台に下げ、ドル・円は146円台半ばに浮上。本日アジア市場もその流れが受け継がれ、ドル買い基調に振れやすい。ただ、アジア株安で円買いに振れドルの上値は重い。
 この後の海外市場でドルは上値を試す展開が見込まれる。今晩発表の新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数、景気先行指数はいずれも前回から改善が予想されている。強い内容なら引き締め継続期待で金利高・ドル高が見込まれる。ただ、ドル・円は昨年11月以来の高値圏に浮上しており、日本の為替介入が意識されやすい。現時点で実弾投入は想定されていないが、円安けん制姿勢がドルの重石となる。

通貨別分析

 

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