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ドル・円は底堅い値動きか、日銀の緩和継続観測で円売り基調に

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、日銀の緩和継続観測で円売り基調に」
 19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の9月以降の政策が不透明で、ドルは積極的に買いづらい展開に。一方、日銀の緩和政策継続の思惑から円売りが続き、ドルなど主要通貨を支えそうだ。
 18日発表された米小売売上高は前回分が上方修正されたものの、予想を下回る強弱まちまちの内容で景気減速への警戒は根強い。一方、植田日銀総裁の緩和修正に否定的な見解で円売りに振れユーロ・ドルは1.12ドル付近に軟化、ドル・円は139円台に浮上。本日アジア市場もおおむねその流れが受け継がれ、円売り基調に振れた。米長期金利の軟調地合いで全般的にドル買いは入りづらいなか、円売りが主要通貨を押し上げる地合いとなった。この後の海外市場は来週の日米中銀による政策決定が注視される。米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ再開はほぼ織り込まれ、ドルは売りづらい。ただ、足元の米経済指標は弱さが目立ち、FRBの引き締め長期化観測を弱めている。本日も米金利高が抑えられればドルは買いづらい。他方、植田日銀総裁は持続・安定的な2%のインフレ目標の達成にはまだ距離があると指摘。金融政策決定会合に向け、緩和継続観測の円売りが見込まれる。



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