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ドル・円は伸び悩みか、ドル売り一服も日銀修正観測で円買い

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、ドル売り一服も日銀修正観測で円買い」

 17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米7月ミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率の上昇を受け、ドル売りは後退しそうだ。ただ、日本銀行の金融政策に関し一部修正の観測が広がり、円買いがドルの上値を抑えそうだ。
 14日に発表された米7月ミシガン大学消費者信頼感指数は堅調となり、景気減速懸念は一服。また1年後の期待インフレ率は3カ月ぶりに上昇に転じ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針を正当化した。それを受け米金利は低下後に上向き、ドル買い地合いに。ユーロ・ドルは1.12ドル半ばから失速、ドル・円は138円後半に持ち直した。週明けアジア市場は東京休場で薄商いのなか、中国の経済指標に弱さが目立ち、やや円買いに振れた。
 この後の海外市場は米金融政策がテーマ。前週の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)の鈍化によりインフレ鎮静化は鮮明で、FRBの年内2回の金融引き締め観測が揺らぐ。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ再開はほぼ織り込まれているものの、9月以降は不透明でドルは買いづらい。ドル・円は下げづらい値動きだが、今晩のNY連銀製造業景気指数が予想通り前回から悪化すれば一段のドル買いは抑制されるとみる。

通貨別分析

 

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