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ドル・円は底堅い値動きか、米雇用情勢にらみも利上げ再開に期待

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米雇用情勢にらみも利上げ再開に期待」

 6日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩の米雇用関連統計は低調と予想され、景気減速が意識されやすい展開とみられる。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑止の方針に変わりはなく、ドル買い基調は継続しそうだ。
 欧州中央銀行(ECB)による調査でユーロ圏のインフレ予測が低下し、5日の取引でユーロ売りが先行。一方、6月13-14日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが休止されたが、引き締め提案が議事要旨で明らかになり、今月の次回会合での利上げ再開を期待した米金利高・ドル高に。ユーロ・ドルは1.08ドル半ばに下げ、ドル・円は144円70銭台に浮上した。本日アジア市場は日本の為替介入観測により円売りは抑制された。
 この後の海外市場は米経済指標とそれらを受けた金利の動向が手がかり。今晩発表の新規失業保険申請件数やJOLTS求人件数、ADP雇用統計は前回から低調な内容が予想され、明日の雇用統計を前に買いは入りづらい。ただ、経済指標は弱くても想定内なら金融引き締め継続に変わりはないとみられ、金利高・ドル高の基調が続くと予想される。もっとも、ドル・円は145円を上回る水準での為替介入が警戒されており、ドルの上昇は想定しにくい。

通貨別分析

 

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