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ドル・円は伸び悩みか、ポンドやフランに連れ高も日本の介入に警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、ポンドやフランに連れ高も日本の介入に警戒」
 22日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化を受けドル買い先行。英国とスイスが追加利上げなら、クロス円に連れ高しよう。ただ、日本の為替介入の警戒感がドルの上値を抑えそうだ。

 パウエルFRB議長は足元のインフレ率が物価目標を上回り、緩やかながらも引き締め継続の必要性を議会証言で強調した。前週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げは見送られたが、年内は2回と示唆。市場はややタカ派的と受け止めたものの、その後の金利安を受けユーロ・ドルは1.0990ドル付近に浮上し、ドル・円は141円60銭台に軟化した。本日アジア市場では米金利が下げ止まり、ドル・円は141円後半を中心にもみ合った。この後の海外市場は引き続き米金融政策の行方がテーマ。今晩もパウエル議長の議会での見解が注視され、緩やかな利上げを見込んだ長期金利の動向が材料視される。他の当局者もインフレ抑止に前向きで、金利高・ドル高に振れやすい。一方、スイスと英国の追加利上げが見込まれ、世界的な引き締め圧力がドル買いの支援材料に。半面、景気後退も警戒され、欧米株安なら円買いが強まる。ドル・円は日本政府の為替介入観測が上値を抑えそうだ。

通貨別分析

 

 

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