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FX/為替「ドル/円、神経質な展開続く 米債務上限トップ会談次第では年初来高値更新も」 外為どっとコム トゥデイ 2023年5月23日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年5月23日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼22日(月)の為替相場
(1):日経平均 33年振りの高値更新
(2):FRB高官 追加利上げを示唆
(3):フェイクニュースで一時円買い

▼22日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:神経質な相場展開が続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

22日(月)の為替相場


期間:22日(月)午前7時00分~23日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日経平均 33年振りの高値更新

日経平均株価が31000円台へ上昇して33年ぶりの高値を付けた。海外投資家による日本株買い観測がこの日も株価を押し上げた。ドル/円が138円台を回復するなど、為替市場では円売りが優勢となった。豪ドル/円については、中国人民元の対ドルでの下落が重しとなり伸び悩んだ。

(2):FRB高官 追加利上げを示唆

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は「今のところ6月にもう1回金利を引き上げるか、いったん停止するかは五分五分と思う」とし、「私にとって重要なのは、6月に1回停止したとしても、それで終わりという合図を出さないことだ」と発言。その上で、インフレ率を目標の2%に戻すためには政策金利を「6%超にする必要があるかもしれない」と述べた。その後、セントルイス連銀のブラード総裁も「インフレをタイムリーに目標水準に押し戻すためには、政策金利を引き上げざるを得なくなるだろうと思う」とした上で「今年はあと2回の行動を考えている」と述べて年内50bp(0.50%ポイント)の追加利上げを示唆した。

(3):フェイクニュースで一時円買い

「米国防総省(ペンタゴン)付近で大きな爆発があった」との情報がSNS上で広がると、一時リスク回避の円買いが強まった。しかし、まもなくフェイク画像を使った偽情報であることが判明すると円は売り戻された。

22日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:神経質な相場展開が続きそう

昨日のドル/円は138円台を回復。日本株の上昇を背景に137円台半ばから切り返すと、NY市場で138.69円前後まで反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官らのタカ派発言を受けて6月の利上げ見送り観測が後退する中、ドル買い・円売りが優勢だった。ただ、先週18日に付けた年初来高値138.75円前後を前に伸び悩むなど、米債務上限問題を巡るトップ会談の結果を見極めたいとのムードも残った。

米債務上限の引き上げを巡り、民主党のバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長は本日の日本時間午前6時30分頃から会談を行っている。この会談で合意に至る道筋が見えれば、ドル/円は年初来高値の更新も期待できそうだ。とはいえ、債務上限の引き上げについては議会の承認が必要となる。上院を民主党、下院を共和党が支配する「ねじれ議会」において引き上げ法案がすんなり承認されるかは不透明な部分もある。このため、仮にトップ会談で合意に近付いても、市場がそれを100%好感することはないだろう。いずれにしても、米政府の資金繰りが行き詰まるとされる6月1日まで、のこり1週間あまり。市場の混乱を回避するためにも早期の法案成立が望まれる。ドル/円は債務上限問題の行方を睨んで神経質な相場展開が続きそうだ。

注目の経済指標:欧米サービス業、製造業PMI

注目のイベント:ベイリーBOE総裁講演

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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