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ドル・円は上げ渋りか、米FOMCで今後の引き締め方針に注目

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は上げ渋りか、米FOMCで今後の引き締め方針に注目」
 22日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%利上げはほぼ織り込まれ、今後の引き締め方針が焦点。ドットチャートの下方修正なら米金利は失速し、ドルを下押しする要因になりそうだ。
 イエレン米財務長官は預金者保護に向け効果的な措置を継続するとの見解を示し、前日の取引ではやや安心感が広がった。欧米金融システム不安の一服でリスクオフのドル買いは後退し、ユーロ・ドルは1.0780ドル台に浮上、ドル・円は円売りで132円60銭台に値を上げた。本日アジア市場はおおむねその流れが受け継がれ、円売りが主要通貨を支えた。ただ、ドル・円は利益確定売りで132円前半に下押しされる場面もあった。
 この後の海外市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針が注目される。0.25ポイントの利上げは織り込まれているが、ドットチャートやパウエル議長の記者会見から今後もインフレ抑止に向け利上げを継続する姿勢が示されれば米金利高・ドル高に振れやすい。逆に、タカ派的なスタンスを弱めた場合には米金利安に振れ、ドルを下押ししよう。一方、金融機関の破たんに関する不透明感は払しょくされておらず、円は売りづらいだろう。



通貨別分析

 

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