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ドル・円は底堅い値動きか、米経済指標が堅調ならドル買い継続

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米経済指標が堅調ならドル買い継続」

 28日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩発表の米消費者信頼感指数が堅調なら、引き締め長期化を見込んだ金利高・ドル高に振れやすい。また、新体制の日銀は当面、緩和を継続するとみられ、円買いは後退しよう。
 27日発表された米国の耐久財受注は想定外に悪化し、米10年債利回りの低下でドル売り優勢に。また、欧州連合(EU)と英国はブレグジットで積み残された北アイルランドの通関手続きをめぐる協定見直しの合意を受け、欧州通貨が買われた。ユーロ・ドルは1.0620ドル付近に浮上、ドル・円は一時135円90銭台に失速。ただ、本日アジア市場で米長期金利は下げ渋り、先高観からドルの買戻しが強まりドル・円は136円前半を維持した。
 この後の海外市場は引き続き米金利にらみの取引となりそうだ。今晩の米消費者信頼感指数は前回から改善すれば、消費の拡大が好感される見通し。FRBの引き締め長期化の方針を後押しする材料となり、長期金利を押し上げドル買い地合いを強めるだろう。一方、日銀人事に関する国会審議が続くなか、正副総裁候補は当面の緩和政策維持を表明し、円買いは後退。136円は利益確定売りが出やすいが、金利先高感からドル買いは継続しよう。

通貨別分析

 

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