この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル135円台で値固め 過度な期待は禁物-米国2月消費者信頼感指数
動画要旨
米国2月消費者信頼感指数
2月28日、24時00分に米国の2月消費者信頼感指数、コンファレンス・ボードが発表されます。
米国の民間調査機関コンファレンスボードが5000世帯を対象に、景気や雇用情勢などについて消費者に調査した結果となります。100が好不調の目安で、100を上回れば消費者マインドが拡大傾向、100を下回れば消費者マインドが縮小傾向であると判断します。同様の指標であるミシガン大学が発表する消費者態度指数と共に、経済活動に重要な役割を果たす個人消費を見る上で重視される指標です。
米国2月消費者信頼感指数を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、1月は107.1と昨年12月の109.0から低下しました。現況指数は150.9と12月の147.4から上昇しましたが、期待指数が77.8と12月の83.4から低下し、ヘッドラインを押し下げました。ちなみに、期待指数は80を下回ると景気後退リスクが高まると言われていて、消費者の先行き不安は根強い様子です。
2つ目は、ガソリン価格の上昇が一服。1月は米国の全国レギュラーガソリンの平均価格が12月から約12.9%急騰し、消費者心理を圧迫しました。しかし、2月は価格が3.15%下落していますので、この点は堅調な雇用などと合わせて消費者心理の改善を後押ししている可能性があります。
3つ目は、インフレが再び上昇傾向を示している点が不安材料です。米抵当銀行協会が公表する30年固定の住宅ローン金利は1月末に6.19%付近まで低下しましたが、その後は6.62%付近へ戻しています。また、消費者物価指数も反発基調を示すなど、インフレ再燃が消費者心理、特に期待感の部分を圧迫している可能性はあります。
ドル/円の反応
米国2月消費者信頼感指数
TEAMハロンズとしては、消費の底堅さを受け消費者信頼感指数は改善傾向を示すと考えますが、インフレ再加速への懸念で期待指数が低迷するのではとの思いから、コンセンサスには届かず、初期反応は下向きと考えます。
ただ、ドル円は米金利の先高期待が強いこともあり、下値も限られるのではないでしょうか。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年2月27日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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