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豪ドル/円 今日の見通し「米CPIを受け米ドル安が続く。豪ドルも一緒に下がる?」2023/1/13

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・原油価格は続伸。米国の利上げペースが減速するとの予想が強まったこと、中国の春節で需要が拡大する期待が強いことなどから、一時1バレル=79ドル台まで上昇(1月12日)。

・豪11月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+7.3%となり、前月(+6.9%)や予想(+7.2%)に対して上振れていた(1月11日)。

・豪11月雇用統計で、雇用者数は6.4万人増加して市場予想(1.9万人増)を大幅に上回った。失業率は3.4%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.8%となった(12月15日)。2022年12月分は1月19日発表。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。次回会合は2月7日。

今日のメインシナリオ

米CPIを受け米ドル安が続く。豪ドルも一緒に下がる?

昨日は、2つの大きな材料が円高、ドル安要因となった。
①東京時間に「日銀が大規模な金融緩和に伴う副作用を点検する」との観測報道が出たことで、市場は日銀が政策を修正するとの思惑が広がった。
②NY時間に発表された米12月CPIは市場予想通り前年比+6.5%となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの思惑が高まった。

②に関しては米株価指数にとっては買い材料となるため、リスクマインドに敏感な豪ドルにとってはポジティブな材料となったが、①と②のダブルパンチで米ドル/円が大幅下落したことが豪ドル/円の下げ要因となった。

本日もこれらの材料により、円高に振れやすい状況が続きそうだ。米ドル/円が7カ月ぶりとなる安値の更新を狙った動きとなった場合には、昨日同様に豪ドル/円も連れて下落することとなりそうだ。一方で、米ドル/円が底堅く推移するのであれば、株価の上昇が豪ドルを支える要因となるだろう。

個別の想定シナリオ

■米ドル/円が7カ月ぶりの安値を更新
⇒ドル売り圧力が更に高まり、米ドル/円が大幅下落
⇒豪ドル/円は米ドル/円に連れて下落

チャート分析

今後の注目材料

米ドル/円の動向
米国をはじめとした株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。8時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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