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FX「年初来ペソは最強も、今週は円の猛追でペソ円は下落、メキシコの悪材料はない」メキシコペソ見通し

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総括

FX「年初来ペソは最強も、今週は円の猛追でペソ円は下落、メキシコの悪材料はない」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.6-7.1 

 (ポイント)
*年初は底堅くスタート
*年初来ペソは最強も今週は円の猛追でペソ円は下落、メキシコの悪材料はない
*米墨加首脳会談で「サプライチェーンの改善」「ニアショアリング」が議論された
*ファンダメンタルズは強い。ペソ円下落する時は円の要因
*ニアショアリングで22年1-9月の対内直接投資は前年比29.5%増加
*インフレがピークをつけたとの見方が多い
*次回政策金利は0.25%の利上げか
*22年の成長率予想は3%、23年は1%台か
*10月小売売上は改善
*11月鉱工業生産は堅調
*11月の自動車生産増加
*バークレーズがペソ堅調見通し、ムーディーズは弱気
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ

(メキシコの要因からのペソ下落の可能性は小さいが、円が猛追でペソ円下落)
メキシコの要因からのペソ下落の可能性は小さい。下落するとすれば、円高かドル金利低下でメキシコ中銀も追随する時だ。

(米墨加首脳会談でニアショアリング、サプライチェーン問題を議論)
1月10日に米墨首脳会談が開催された。経済問題では製造業を米国本土に地理的に近づけるという北米のサプライチェーンの「ニアショアリング」政策を確保するための米国の取り組みを下支えする議論がなされた。メキシコは、コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻による世界的な供給の混乱を受け、経済競争の激化と中国との地政学的緊張によって引き起こされる潜在的な混乱に直面して、米国がこの政策を採用することで利益を得ることとなる。米国企業が中国との関係を再考するにつれて、メキシコは利益を得る立場にあり、メキシコの米国への近さと既存の貿易協定は、米国の工場が国境の南に移転するインセンティブになる可能性があると指摘している。より多くのサプライチェーンが北米に戻った場合、メキシコは貿易を最大30% 増加させる可能性があるとされている。

(12月の消費者物価指数は低下)
 22年12月の消費者物価指数は、前年同月と比べて7.82%上昇した。インフレ率は直近のピークの8.7%を下回った。コアインフレ率は8.35%で前月の8.51%を下回った。
中銀が2月の金融政策決定会合で利上げ幅を0.5%から0.25%に縮小するという見方が出ている。中銀はインフレがピークを過ぎたという見方を示している。メキシコ政府は、インフレ対策として一部の輸入品の関税を免除する一時的な措置を23年末まで延長すると発表した。市民生活への影響が大きい食料品を中心に価格上昇を抑えたい考えだ。

(11月鉱工業生産もまずまず)
 11月鉱工業生産は前年比3.2%増、10月は3.1%増、予想は2.8%増であった。主に公益事業と製造業、特にコークスと精製石油製品と電子製品が牽引して、産業活動が 13 か月連続で増加した。 

テクニカル分析

年初8日連続陽線後、反落

日足、年初は底堅い。ただ8日連続陽線後、昨日1月12日は下落。ボリバン2σ下限から上限で折り返す。1月3日-1月12日の上昇ラインがサポートだが下抜くか。1月11日-12日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向く、20日線も下向き。
 週足、ボリバン2σ下限。12月19日週-1月2日週の上昇ラインがサポート。11月28日週-1月9日週の下降ラインが上値抵抗。5週線が20週線を下抜いている。
 月足、1月は陽線スタート。8月-12月の上昇ラインがサポート。11月-12月の下降ラインが上値抵抗。5か月、20か月線は上向き。
 年足、連続陽線も22年は上ヒゲが長い。21年-22年の上昇ラインがサポート。14年-22年の下降ラインが上値抵抗。

 

VAMOS MEXICO

結束の北米宣言=Declaration of North America (DNA)

 USMCA首脳会談で北米宣言が掲げられた。経済面では、「米国・メキシコ・カナダ協定によってもたらされる利益を認識しつつ、質の高い投資を呼び込み、イノベーションを促進し、経済の回復力を強化するために、地域の能力を深めることを目指す。地域の競争力を高めるため、3カ国はより強力な地域サプライチェーンを構築し、半導体や電気自動車のバッテリーなど、電気自動車の開発とインフラを前進させるために不可欠な将来の主要産業への対象を絞った投資を促進することを目指します。私たちは、官民の対話を招集し、サプライチェーンを計画して、共通の課題と機会に対処します」となった。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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