東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に132円台で推移か、米インフレ見通しは引き続き不透明でドル買い拡大の可能性低い」
10日のドル・円は、東京市場では131円39銭まで下げた後、132円29銭まで反発。欧米市場では131円70銭から132円48銭まで買われており、132円26銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に132円台で推移か。米国のインフレ見通しは引き続き不透明であり、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は1月10日に行われたイベントで、「インフレの伸びが鈍化し始めた兆候はあるものの、なお高すぎる」と指摘し、「FRBにはまだ多くの仕事が残されている」と述べた。また、「フェデラルファンド(FF)金利は十分に制限的な水準に達した後、物価安定の回復に向け、しばらくその水準にとどまる必要がある」との見方を伝えた。市場参加者の間では「米政策金利が5%程度まで上昇し、その水準に長くとどまる可能性は低い」との見方が多いものの、インフレ率の高止まりも警戒されている。2月と3月に0.25ポイントの追加利上げが行われる見込みだが、米政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。
《午前8時現在》 ドル・円: 131.50円-133.00円 131円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 141.00円-142.50円 141円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 90.50円-91.50円 90円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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