ドル・円は主に130円台で推移か、新たなドル買い材料が提供されない場合、131円近辺で上げ渋る可能性

東京市場オープニングコメント

「ドル・円は主に130円台で推移か、新たなドル買い材料が提供されない場合、131円近辺で上げ渋る可能性」
　昨年12月30日のドル・円は、東京市場では133円10銭から132円11銭まで下落。欧米市場では132円33銭まで買われた後、130円78銭まで反落し、131円13銭で取引終了。本日1月3日のドル・円は主に130円台で推移か。新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円は131円近辺で上げ渋る可能性がある。
　報道によると、中国人民銀行（中央銀行）は昨年12月30日、「新型コロナウイルスの世界的大流行で打撃を受けた国内経済を支えるため慎重な金融政策の実施を強化し、流動性を適度に潤沢な水準に保ち、信用の拡大を維持する」と発表した。具体的には、マネーサプライとソーシャルファイナンス全体の伸びを基本的に名目経済成長率と一致させることになるようだ。中国人民銀行は「成長、雇用、物価を安定させるために尽力し、内需拡大を支援し、実体経済をより強力に支援する必要がある」と見解も表明している。信用の拡大を維持する姿勢は国内株式市場に対する支援材料となりそうだ。なお、人民元相場についての言及は特になかったようだが、雇用や物価の安定を通じて内需拡大を支援する意向であることから、人民元相場の下落を阻止するための何らかの措置を講じる可能性は残されている。

《午前8時現在》　ドル・円： 130.00円-131.30円 130円近辺でドル買い興味
　　　　　　　　　ユーロ・円： 139.00円-140.00円 139円近辺でユーロ買い興味
　　　　　　　　　豪ドル・円： 88.50円-89.50円 88円台半ば近辺で豪ドル買い興味　　　　　　　

通貨別分析

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