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FX/為替「米長期金利低下に行き過ぎ感 ドル/円に戻り余地も」 外為どっとコム トゥデイ 2022年12月8日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年12月8日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼7日(水)の為替相場
(1):豪7-9月GDP 予想を下回る
(2):中国貿易収支 黒字だが予想を下回る
(3):ユーロ圏7-9月期GDP 速報値から上方修正
(4):露大統領 核戦争について述べ円買い強まる
(5):NY原油 年初来安値を更新

▼7日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:戻り余地も大幅高は期待薄/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

7日(水)の為替相場

期間:7日(水)午前7時10分~8日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪7-9月GDP 予想を下回る

豪7-9月期国内総生産(GDP)は前期比+0.6%と、市場予想(+0.7%)に届かず4-6月期の+0.9%から減速。前年同期比では+5.9%と4-6月期の+3.2%から加速したが市場予想(+6.3%)は下回った。

(2):中国貿易収支 黒字だが予想を下回る

中国11月貿易収支は698.4億ドルの黒字。黒字額は市場予想(780.5億ドル)を下回った。輸出が前年比-8.7%、輸入も前年比-10.6%と低調だった。

(3):ユーロ圏7-9月期GDP 速報値から上方修正

ユーロ圏7-9月期GDP・確定値は前期比+0.3%、前年同期比+2.3%と、いずれも速報値(+0.2%、+2.1%)から上方修正された。

(4):露大統領 核戦争について述べ円買い強まる

ロシアのプーチン大統領が「核戦争の脅威が高まっている」と述べたことが伝わるとリスク回避の円買いが強まる場面があった。ただ、プーチン氏は「われわれの核兵器は争いを拡大させるためではなく抑止力のためだ」とも述べて、ロシアの核兵器はあくまでも防衛のためのものだと強調したことから円買いは一時的だった。

(5):NY原油 年初来安値を更新

NY原油(WTI)が72ドル台を割り込んで年初来安値を更新。世界的な景気悪化を巡る懸念や、米エネルギー情報局(EIA)の統計で在庫の増加が確認されたことが下落圧力となった。

7日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:戻り余地も大幅高は期待薄

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。世界的な景気悪化が懸念される中、米長期金利の低下や原油価格の下落を受けてドル安・円高に振れた。東京市場で137.80円台に上昇する場面もあったが、NY市場では136.21円前後まで反落した。

米10年債利回りは約3カ月ぶりに3.40%付近まで低下。NY原油(WTI)は一時71ドル台に下落して年初来安値を更新した。米長期金利の大幅低下については、カナダ中銀がタカ派スタンスを弱めたことも一因と見られるが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控える中での動きとしては行き過ぎと見る。10年債はともかく、政策金利に敏感な2年債利回りが4.25%前後まで低下したのは意外感が強い。

このため、本日は米長期金利に持ち直しの余地があると見ており、ドル/円も強含む展開が見込まれる。ただ、137円台の戻り売り圧力の強さを踏まえると大幅高は期待しにくいところであろう。

注目の経済指標:米新規失業保険申請件数

注目のイベント:ラガルドECB総裁講演

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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