執筆日時:2022年12月05日13時30分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート」
米雇用は底堅いがFRBの転換期待払しょくには至らず、米ドル/円上昇は一時的
12月2日、米労働省が発表した11月の非農業部門雇用者数(NFP)は26.3万人増と、市場予想の20.0万人増を上回りました。また、失業率は3.7%、時間給は前月比で0.6%増でした。レストランバーでの雇用者数増加が、ヘッドラインの数字を押し上げた一方、小売、派遣業が減少しました。積極的な利上げにもかかわらず、労働需給のミスマッチ改善が緩やかなペースにとどまっていることを示しました。最終的な到達金利が引き上げられる可能性が残った一方、12月会合は0.75%利上げから0.5%へのペースダウンを許容できるとの見方が優勢でした。
結果を受けた米ドル/円は、一時135.984円まで上昇したものの、その後は利食い売りから、134円前半へ押し戻されました。また、株式市場はFRBの引き締め継続観測から、ダウ工業株30種平均は350ドル超下げる場面があったものの、その後は切り返し、結局、34.87ドル高の34429.88ドルで取引を終えました。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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