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FX/為替「ドル/円、チャートの悪化で続落警戒も米祝日で動意限定」 外為どっとコム トゥデイ 2022年11月24日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年11月24日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼23日(水)の為替相場
(1):独・ユーロ圏PMI 好不況の分岐点を下回る
(2):英PMI 予想上回りポンド買い
(3):米新規失業保険申請件数 前週から増加
(4):米PMI 予想を下回りドル売り加速
(5):FOMC議事録公表

▼23日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米祝日で動意限定/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

23日(水)の為替相場

期間:23日(水)午前7時10分~24日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独・ユーロ圏PMI 好不況の分岐点を下回る

独11月製造業PMI・速報値は46.7(予想45.0)、同サービス業PMI・速報値は46.4(予想46.2)。ユーロ圏11月製造業PMI・速報値は47.3(予想46.0)、同サービス業PMI・速報値は48.6(予想48.0)だった。予想を上回る結果だったものの、好不況の分岐点である50.0はいずれも下回った。

(2):英PMI 予想上回りポンド買い

英11月製造業PMI・速報値は46.2、同サービス業PMI・速報値は48.8といずれも予想(45.8、48.0)を上回った。これを受け市場ではポンド買いが優勢となった。

(3):米新規失業保険申請件数 前週から増加

米新規失業保険申請件数は24.0万件と予想(22.5万件)を上回り、前週(22.3万件)から増加した。同時に発表された米10月耐久財受注は、前月比+1.0%と予想(+0.4%)を上回った。変動の大きい輸送用機器を除いた受注も前月比+0.5%と予想(±0.0%)を上回った。

(4):米PMI 予想を下回りドル売り加速

米11月製造業PMIは47.6と予想(50.0)を下回った。同サービス業PMIも46.1にとどまった(予想48.0)。これを受けてドル売りが加速するとドル/円は140円台を割り込んで下落した。ユーロ/ドルなどのストレートドルは上昇したが、ユーロ/円などのクロス円はドル/円につれて下落した。なお、その後発表された米10月新築住宅販売件数は年率換算63.2万件と予想(57.0万件)を上回った。

(5):FOMC議事録公表

米連邦公開市場委員会(FOMC)は11月会合の議事録を公表。「米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らは利上げペースの減速が近く適切になると認識」「金融政策が十分に制限的なレベルに近づいているため、当局者はターミナルレートがペースよりも重要になっていることを強調」などの見解が示された。また「複数の当局者は以前の見通しよりも高いターミナルレートを予想している」ことも明らかにした。ドル/円は米長期金利の低下とともに139.16円前後まで続落した。

23日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:米祝日で動意限定

昨日のドル/円は終値ベースで約1.1%下落。感謝祭休暇を控えたNY市場でドル売りが強まった。米11月総合PMIの低下を受けて140円台を割り込むと、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表後には139.16円前後まで下値を拡大。FOMC議事録では、大多数が「近く利上げペースの減速が適切になる」と主張した一方、多くが「金利の最終的な水準は従来の見通しをやや上回る」との見通しを示したことが明らかになった。

ドル/円は、昨日の下落で日足一目均衡表の雲下限と転換線を揃って下抜けた。チャートフェースの悪化によって続落警戒ムードが高まることも考えられる。

もっとも、本日は米国が感謝祭の祝日のため米債市場は休場(株式市場も休場)。米債利回りに敏感なドル/円相場も大きく動きそうにはない。日足一目均衡表の転換線が通る140.00円付近が上値抵抗と見られる一方、先週16日、17日に下げ渋った138円台後半は下値支持になりそうだ。

注目の経済指標:独IFO企業景況感指数

注目のイベント:ECB理事会議事録

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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