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ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化期待も円買い介入に警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化期待も円買い介入に警戒」
 4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計で賃金の高止まりが米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化の観測を後押しし、ドル買いに振れやすい。ただ、149円以上では円買い介入が警戒され、円売りは弱まりそうだ。
 3日の取引で連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を消化し、引き締め長期化をにらんだドル買いが先行。ユーロ・ドルは0.9730ドル台に失速し、ドル・円は148円40銭台に値を上げた。ただ、本日4日のアジア市場はNY株式市場の軟調地合いを受けた日経平均株価の大幅安で円買いが優勢となり、主要通貨は下落。一方、ドル・円はクロス円に追随しながらも、米10年債利回りは下げ渋り、ドルはおおむね148円付近の水準を維持した。
 この後の海外市場では雇用統計が材料視される。非農業部門雇用者数は前月から減少、失業率は上昇とやや悪化が見込まれる。また、平均賃金は伸びが鈍化するものの、高止まりは顕著で、インフレ圧力の視点からFRBのタカ派政策を後押しする要因になろう。そのため金利高を背景としたドル買いは続き、主要通貨は対ドルで弱含む公算。ドル・円は149円台での円買い介入が警戒されており、148円後半は上値の重い展開となりそうだ。

 

通貨別分析

 

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