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FX/為替「ドル/円、134円台前半の下値支持を確認」 外為トゥデイ 2022年6月27日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年6月27日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼24日(金)の為替相場
(1):日本インフレ率 2%超えの高止まり
(2):英小売売上高 予想を下回る
(3):日銀副総裁発言 円安警戒感を示す
(4):IFO経済研究所所長 来年はリセッションの可能性
(5):RBA総裁 次回会合で25bpまたは50bpの追加利上げ
(6):米新築住宅販売件数 今年初の増加

▼24日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:月内最終受け渡し前日 動意薄の展開に/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

24日(金)の為替相場

期間:24日(金)午前6時10分~25日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本インフレ率 2%超えの高止まり

日本5月消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除いたコア指数が前年比+2.1%となった。市場予想および前月と同じ伸び率となり、エネルギーや食品の価格上昇を背景に日銀のインフレ目標である2%を超えて高止まりした。

(2):英小売売上高 予想を下回る

英5月小売売上高は前月比-0.5%(予想-0.7%)、自動車燃料を除く売上高は前月比-0.7%(予想-0.9%)となった。いずれも予想に比べ、落ち込みは小さかったものの、記録的な高インフレが個人消費の重荷になっていることが示された。

(3):日銀副総裁発言 円安警戒感を示す

世界的なリセッション(景気後退)を巡る懸念などから、週末を前に持ち高調整と見られる円買いが強まった。日銀の雨宮副総裁が「金融・為替市場動向の経済・物価への影響を注視する」などと発言したことが円安に対する警戒感を示したものと受け止められた面もあった。

(4):IFO経済研究所所長 来年はリセッションの可能性

独6月Ifo企業景況感指数は92.3と市場予想(92.8)を下回った。エネルギー価格の高騰やガス不足のリスクで不安が広がったようだ。IFO経済研究所所長は独経済について「今年はリセッション(景気後退)に陥る可能性は低いが、来年は可能性が高まる」と指摘した。

(5):RBA総裁 次回会合で25bpまたは50bpの追加利上げ

豪中銀(RBA)のロウ総裁はインフレ対応に向け、次回の会合で25bp(0.25%ポイント)もしくは50bpの追加利上げを行う見通しだと述べた。また豪経済については「リセッション(景気後退)に陥るとは思っていない」との見解を示した。

(6):米新築住宅販売件数 今年初の増加

米5月新築住宅販売件数は年率換算69.6万件と市場予想(59.0万件)を大幅に上回った。今年に入り、初の増加となった。

24日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:月内最終受け渡し前日 動意薄の展開に

24日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。一時134.35円前後へと弱含んだが、欧米株高でリスク回避ムードが後退する中、135.40円前後まで反発した。前日23日に続き134円台前半で下げ渋る動きを確認。134.10円付近を通る日足一目均衡表が下値支持として機能しているようだ。この水準で値固めできれば、136円台回復からの年初来高値(136.71円前後)更新も視野に入ってこよう。

もっとも、月末かつ四半期末の接近で市場には手控えムードが広がりやすい。

本日のドル/円は、月内最終受け渡し日を明日に控えて徐々に動意が薄れることになりそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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