東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に135円台で推移か、米国金利の先高観強まる」
14日のドル・円は、東京市場では133円88銭まで下げた後、134円82銭まで反発。欧米市場では134円02銭まで下げた後、135円47銭まで上昇し、135円47銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に135円台で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.75ポイントの追加利上げが決定されるとの見方が広がっており、ドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。
14日のニューヨーク外為市場では米国金利の先高観が一段と強まり、ドル・円は1998年10月以来となる135円47銭まで買われた。15日早朝のアジア市場で135円50銭台まで一段高となっている。先週末までは6月と7月のFOMC会合でいずれも0.5ポイントの利上げが行われるとの見方が多かったが、高インフレに対処するためには大幅な利上げが必要との思惑が強まり、6月と7月の2会合で合計1.50ポイントの追加利上げが行われる可能性が浮上している。なお、今回のFOMC会合で0.5ポイント幅の追加利上げにとどまった場合、米長期金利は急低下し、ドル売りが強まる可能性がある。米国株式はしっかりとなりそうだが、米国経済の大幅な減速が警戒された場合、株式相場は伸び悩む可能性がある。
《午前8時現在》 ドル・円: 134.80円-135.80円 134円台後半でドル買い興味
ユーロ・円: 140.60円-141.60円 140円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 92.60円-93.60円 92円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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