FX/為替「ドル/円 126円台に下値支持、128円台に上値抵抗」 外為トゥデイ 2022年5月26日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年5月26日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼25日(水)の為替相場
(1):RBNZ 政策金利を2.00%へ引き上げ
(2):ECB総裁の利上げ計画 複数のECB当局者が支持
(3):米耐久財受注 予想下回る結果
(4):FRB インフレ押し下げについて議論
(5):FOMC議事録 想定内の内容

▼25日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:方向感を模索する展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

25日(水)の為替相場

期間:25日(水)午前6時10分~26日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBNZ 政策金利を2.00%へ引き上げ

NZドルの急伸につれて豪ドルも上昇。NZ中銀(RBNZ)は政策金利を1.50%から2.00%に引き上げた上で、追加利上げに前向きな姿勢を示した。豪中銀(RBA)も積極的に利上げを行うとの連想から豪ドルにも買いが入った。

(2):ECB総裁の利上げ計画 複数のECB当局者が支持

独1-3月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比+0.2%と予想(+0.2%)通りの結果となった。なお、この日の欧州市場では複数のECB当局者がラガルドECB総裁の利上げ計画を支持する考えを表明。クノット・オランダ中銀総裁はラガルド総裁の政策見通しに同意するとした上で「50bp(0.50%ポイント)の利上げは議題から外れていない」と発言した。レーンECB専務理事も「金融政策正常化を開始するのは適切」との見解を示した。一方、パネッタECB専務理事は、「景気見通しは『漸進的』なマイナス金利からの脱却を正当化する」と述べてやや慎重な姿勢を示した。

(3):米耐久財受注 予想下回る結果

米4月耐久財受注は前月比+0.4%と予想(+0.6%)を下回った。変動の大きい輸送用機器を除いた受注も前月比+0.3%にとどまり、予想(+0.6%)を下回った。これを受けて一時ドルが売られる場面があった。

(4):FRB インフレ押し下げについて議論

米4月耐久財受注の冴えない結果を受けて低下していた米長期金利が持ち直すとドルを買い戻す動きが優勢となった。なお、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長は「FRBはインフレを押し下げるための強力な行動について議論している」と述べた。

(5):FOMC議事録 想定内の内容

米連邦公開市場委員会(FOMC)は5月会合の議事録を公表。大半の参加者が今後2会合での50bp(0.50%ポイント)利上げが適切との見解を示したことが明らかとなった。「FRBは迅速に中立水準に移行する必要がある」とし、約40年ぶりのインフレへの対応を優先する姿勢が示された。ただ、市場では今後の2会合での50bp利上げはパウエル議長がすでに示唆していたこともあり、想定の範囲内の内容であると受け止められた。相場への反応は限られる結果となった。

25日(水)の株・債券・商品市場

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本日の見通し

ドル/円の見通し:方向感を模索する展開

昨日のドル/円は127円台を回復。海外株式市場の反発や米長期金利の低下一服を背景に127.50円付近まで強含んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は、6月と7月の50bp利上げの方針を再確認する内容だったが、新味に乏しくドル/円相場への影響は限定的だった。

足元の動きから126円台はひとまず下値支持となりそうだが、126円台前半で底打ちしたとまでは言い切れないだろう。

引き続き、主要国の株価と米長期金利の動きを睨んで方向感を模索する展開となりそうだ。心理的節目であり日足一目均衡表の転換線が通る128.00円付近が上値抵抗になると考えられる。

注目の経済指標

注目のイベント

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※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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