FX/為替「ドル/円強含み、ユーロ安による相対的なドル高で」 外為トゥデイ 2022年4月8日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年4月8日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼7日(木)の為替相場
(1):豪貿易収支 輸入増加で黒字額縮小
(2):ユーロ小売売上高 予想下回る
(3):ECB議事録公表
(4):米新規失業保険 54年ぶりの低水準に並ぶ

▼7日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:緩やかに上値を切り上げる/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

7日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20220408091616p:plain期間:7日(木)午前6時10分~8日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪貿易収支 輸入増加で黒字額縮小

豪2月貿易収支は74.57億豪ドルの黒字となり、黒字額は予想(116.50億豪ドル)を下回った。輸入が予想以上に増加した事で黒字が縮小した。貿易収支に対する豪ドルの反応は限定的だった。ただ、中国・上海で前日の新型コロナ感染者が過去最多を更新し、市内の一部でロックダウン(都市封鎖)が続いている事や、国際エネルギー機関(IEA)が前日に加盟国の石油備蓄放出を発表し、原油価格が下落した事から豪ドルの上値は重かった。

(2):ユーロ小売売上高 予想下回る

ユーロ圏2月小売売上高は前月比+0.3%と予想(+0.5%)を下回った。これより前に発表された独2月鉱工業生産は前月比+0.2%と予想通りの結果であった。

(3):ECB議事録公表

欧州中銀(ECB)は3月理事会の議事録を公表した。一部のメンバーが「資産購入プログラム(APP)の純購入終了期日を夏に設定する事を主張」。それにより「インフレ見通しが悪化した場合、7-9月期に利上げを行う可能性に道を開く」としていた事がわかった。一方、「他のメンバーは様子見のアプローチが望ましい」と論じたほか、「金利調整(利上げ)が純購入の終了後『しばらくして』行われるという表現を総じて支持」した事が明らかになった。ユーロは一時上昇したが、ウクライナ情勢を巡る懸念や仏大統領選の行方を巡る不透明感が重しとなり伸び悩んだ。

(4):米新規失業保険 54年ぶりの低水準に並ぶ

米新規失業保険申請件数は16.6万件と、前週の17.1万件から減少。予想(20.0万件)に反して前々週に記録した54年ぶりの低水準に並んだ。ドル/円はその後、124.00円にワンタッチしたが、前日に続きこの水準では上値が重かった。

7日(木)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:緩やかに上値を切り上げる

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。米10年債利回りが3年ぶりに2.67%前後へと上昇する中、一時124.00円前後に強含んだ。ただ、前日に続き124円台に入ると伸び悩むなど、長期金利に比べるとドルの上昇ピッチは緩やかだった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の引き締め加速は概ね織り込み済みと見られるが、ウクライナ情勢や仏大統領選を巡る不透明感からユーロが軟化する中、相対的にドルが堅調を維持している。

ウクライナ問題については昨日、欧州連合(EU)が石炭の禁輸を柱とする対ロシア制裁第5弾に合意。仏大統領選では、10日の第1回投票に向けて極右のルペン候補が現職のマクロン候補を猛追しており、この2人が24日の決選投票に向かうのが確実な情勢となっている。

ドルは本日も緩やかに上値を切り上げる展開となりそうだ。ドル/円は124.30円付近の軽い上値抵抗を超えられるかがポイントだろう。

注目の経済指標

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注目のイベント

f:id:gaitamesk:20220408080845p:plain※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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