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FX/為替「ドル/円、引き続き荒い値動きを警戒」 外為トゥデイ 2022年3月30日号

外為トゥデイ

目次

▼29日(火)の為替相場
(1):円安けん制発言相次ぐ
(2):停戦合意への期待が高まる
(3):複数の米経済指標が発表

▼29日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:引き続き荒い値動きを警戒

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

29日(火)の為替相場

期間:29日(火)午前6時10分~30日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):円安けん制発言相次ぐ

鈴木財務相は、為替相場について「悪い円安にならないようしっかり注視する」と発言。続いて松野官房長官も「為替の急速な変動は望ましくない。緊張感を持って注視する」と述べた。なお、その後、神田財務官は、日米財務官協議で最近のドル/円相場について議論した事を明らかにした上で「日米通貨当局間で緊密な意思疎通を図る事を確認した」と発言した。ドル/円やクロス円は月末スポット応当日の仲値公示に向けて上昇したが、公示後は一転して下落した。

(2):停戦合意への期待が高まる

ロシアとウクライナの停戦交渉を経て、ロシア側がウクライナの首都キエフ周辺などでの軍事行動を大幅に縮小すると発表した。これを受けて停戦合意への期待が高まる中、地政学リスクが後退したとの見方からユーロとポンドが急伸。ただ、このところの下落の反動で円に買い戻しが入ったため、ユーロ/円やポンド/円は伸び悩んだ。豪ドルは対ユーロで売りが強まったほか、原油などのエネルギー価格の反落もあって軟調。円買い戻しの動きも相まって豪ドル/円は急ピッチで下落した。ドル/円もユーロに対するドル売りと円買い戻しの流れが強まる中で下げ足を速めた。

(3):複数の米経済指標が発表

米3月消費者信頼感指数は107.2と予想(107.0)をわずかに上回った。インフレ懸念などが重しになった一方、好調な雇用が消費者心理を下支えした。調査項目のうち「雇用が十分にある」との回答割合は57.2%に達し、過去最高を更新した。また、同時に発表された米2月JOLT求人件数は1126.6万件と高水準を維持した(予想1100.0万件、前回1128.3万件)。

29日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:引き続き荒い値動きを警戒

昨日のドル/円は終値ベースで約0.8%下落。前日までの上昇に対する持ち高調整の動きが強まったほか、ウクライナとロシアの停戦交渉に進展が見られたとして安全資産のドルを売る動きが活発化した。一時124.30円付近まで上昇していたドル/円は121.98円前後まで下落。その後も、売りが一巡すると122円台後半へと持ち直すなど、値動きの荒さが目立った。

本日も、月末・四半期末の接近で薄商いが見込まれる中、不安定な相場展開が続く公算が大きい。122.00円付近では押し目買いが入ると見られる一方、123円台後半から124.00円にかけては戻り売りが強まりそうだ。なお、本日のNY市場では米3月雇用統計の前哨戦に位置付けられる米3月ADP全国雇用者数が発表される。

注目の経済指標

注目のイベント

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