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FX/為替「ドル/円、レジスタンス突破なるか」 外為トゥデイ 2022年3月9日号

外為トゥデイ

目次

▼8日(火)の為替相場
(1):EU 債券共同発行の計画
(2):英政府 ロシア産原油を段階的に禁止
(3):NATO加盟に関する報道

▼8日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:レジスタンス突破なるか

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

8日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20220309092633p:plain期間:8日(火)午前7時10分~9日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):EU 債券共同発行の計画

欧州連合(EU)が大規模な債券共同発行を計画しているとの観測報道を好感してユーロが急伸。エネルギーや防衛関連の資金を調達する計画で、10-11日のEU首脳会議終了後に示される見通しだと伝わった。なお、EUは2020年にコロナ禍からの復興に向けて初めて共同債を発行した。

(2):英政府 ロシア産原油を段階的に禁止

英政府はロシアへの制裁の一環としてロシア産原油の輸入を2022年末までに段階的に禁止する計画だと伝わった。これを受けてNY原油(WTI)が1バレル=129ドル台へと上昇。世界的なスタグフレーションへの懸念からドルと円が強含むとクロス円に一時下落圧力がかかった。なお、その後バイデン米大統領は、石油を含むロシア産化石燃料の輸入を禁止すると発表。大統領は「ロシア経済最大の動脈を標的にする」「プーチンの戦争に我々は加担しない」と述べた。

(3):NATO加盟に関する報道

「ロシアへの配慮から、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)への加盟をもはや主張しない」と仏メディアが報じた事を受けてユーロが続伸。ウクライナ危機を巡る懸念が緩和するとの期待から米国株が一時反発したため、豪ドル/円やポンド/円などのクロス円も上昇した。一方、ドル/円はユーロや豪ドルなどに対するドル安の影響で伸び悩んだ。ただ、ウクライナのNATO不加盟に関する報道はゼレンスキー大統領の発言を拡大解釈したものとの見方も強く、米国株が再び軟化したためクロス円はNYクローズにかけて上値を削った。

8日(火)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:レジスタンス突破なるか

昨日のドル/円は、米長期金利の上昇を背景に一時115.79円前後まで上伸。ウクライナ危機を巡る供給不安で原油価格が続伸したほか、欧州連合(EU)が共同債の大規模発行を計画しているとの観測報道で欧州債が下落(金利上昇)した影響から、米10年債利回りは前日比10bp(0.10%ポイント)超高い1.87%台へと一時上昇した。ただ、EU共同債の発行やウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念するとの観測報道でユーロ高に振れた影響からドルが伸び悩んだため、ドル/円はまたしても115.80円台で上値を抑えられた。

本日は改めて115.80円台のレジスタンスを突破できるか注目したい。突破できれば2月11日以来の116円台回復が期待できる一方、上抜けに失敗すれば再び調整含みの動きとなろう。なお、2月15日以降何度か上抜けに失敗したが、いずれもその後2日以内に115円台を割り込んで調整した。その意味でも、本日の動きが重要な意味を持ちそうだ。

注目の経済指標

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注目のイベント

f:id:gaitamesk:20220309074948p:plain※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
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