目次
▼23日(水)の為替相場
(1):豪賃金指数 予想下回る結果
(2):ベイリーBOE総裁 インフレについて発言
(3):バイデン米大統領 対ロシア制裁の拡大へ
23日(水)の為替相場
期間:23日(水)午前7時10分~24日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪賃金指数 予想下回る結果
豪10-12月期賃金指数は前年比+2.3%と予想(+2.4%)を下回った。豪中銀(RBA)が金融政策運営を巡り賃金動向を重視している事から結果に注目が集まっていたが、7-9月(+2.2%)からの伸びは小幅にとどまった。豪ドルはこれを受けて一時下落したが、NZ中銀(RBNZ)の利上げでNZドルが上昇した動きに連れて持ち直した。
(2):ベイリーBOE総裁 インフレについて発言
英中銀(BOE)のベイリー総裁は「前例のないほどのエネルギー価格の高騰を受けて賃金が上昇し、企業がそのコストを消費者に転嫁すれば、明らかにBOEのインフレ予想を上回るリスクがある」と発言。一方で「市場は利上げの規模について一喜一憂すべきではない」と述べた。
(3):バイデン米大統領 対ロシア制裁の拡大へ
小幅高で取引が始まった米国株が下落に転じるとクロス円を中心に円買いが優勢となった。ウクライナが全土に「非常事態宣言」を発令した事や、米国務省が「ロシア軍の大規模侵攻が48時間以内に迫っている」とウクライナ側に伝えた事で市場心理が悪化した。こうした中、安全資産のドルも強含んだため、ドル/円の下値は限られた。なお、その後バイデン米大統領は対ロシア制裁の拡大を発表。ロシアとドイツを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の事業会社と同社幹部に対する制裁を発動した。
23日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:方向感を欠く展開
昨日のドル/円は小幅な値動き。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、リスク回避の円買いと有事のドル買いが交錯したため、114.93円前後から115.20円前後の狭いレンジでもみ合った。米メディアによると、米政府はロシア軍の大規模侵攻が48時間以内に迫っているとウクライナに伝えた模様だ。円とドルはいずれも安全通貨と見なされており、ロシア・ウクライナ問題が安全通貨同士のペアであるドル/円の決定打になりにくい事が改めてわかった。
ドル/円相場は本日も、115.00円を挟んで方向感を欠く相場展開となりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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