目次
▼24日(月)の為替相場
(1):独・ユーロ圏PMI ユーロの反応は限定的
(2):英PMI ポンドの反応も限定的
(3):ウクライナ情勢を巡る懸念 円買いへ
(4):NYダウ平均 プラス圏に浮上
24日(月)の為替相場
期間:24日(月)午前7時00分~25日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):独・ユーロ圏PMI ユーロの反応は限定的
独1月製造業PMI・速報値は60.5、同サービス業PMI・速報値は52.2と揃って予想(57.0、48.0)を上回った。続いて発表されたユーロ圏1月製造業PMI・速報値は59.0、同サービス業PMI・速報値は51.2(予想57.5、52.0)だった。ウクライナ情勢を巡る懸念から欧州株が下落する中で、ユーロのPMIへの反応は限定的だった。
(2):英PMI ポンドの反応も限定的
英1月製造業PMI・速報値は56.9、同サービス業PMI・速報値は53.3(予想57.6、54.0)となった。ポンドもPMIには反応薄だった。
(3):ウクライナ情勢を巡る懸念 円買いへ
ウクライナ情勢を巡る懸念が高まる中、欧州株安を受けて円買いが強まった。ドル/円は113.47円前後まで下落して、昨年12月20日以来の安値を付けた。なお、この日北大西洋条約機構(NATO)はロシアによるウクライナ国境への軍事集結を受けてウクライナ周辺の東欧地域に加盟国の艦船や航空機などを増派すると発表した。また、英米はこの日までに在ウクライナ大使館に勤務する一部職員と家族に退避を命じた。
(4):NYダウ平均 プラス圏に浮上
下げ幅が一時1100ドル超に達していたNYダウ平均が引けにかけて急速に切り返しプラス圏に浮上。ドル/円やクロス円も持ち直した。なお、バイデン米大統領は独仏などの欧州主要国の首脳とオンラインで会談。大統領は、会談終了後にロシアとウクライナの問題に関して「非常に良い話し合いを持てた」とし、「欧州首脳全員と完全に見解が一致した」と説明した。
24日(月)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:株価睨みで不安定な動き
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇したものの、113円台後半を中心に方向感を欠く値動き。ウクライナ情勢と米連邦公開市場委員会(FOMC)の引き締め積極化を巡り、先行きへの不透明感から世界的に株価が不安定に推移する中、ドル/円の値動きも不安定だった。ロシアによるウクライナ侵攻を巡る懸念については、米軍部隊8500人が北大西洋条約機構(NATO)支援に備え、派兵待機に入ったと伝わっている。ただ、一時大きく下落していた米国株が引けにかけて急速に切り返すなど、市場心理の悪化には歯止めがかかりつつある。
ドル/円は本日も株価動向を睨んだ値動きが続きそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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