シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート大幅増加】
1月11日時点で円のポジションは、ドルに対して8.8万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが大幅に取り崩されたことから、ネットショートは前週から2.5万枚増加。
期間中のドル/円相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会での発言や、米12月消費者物価指数の結果を受けてドル売りに傾くと、115円台前半へと下落。
5年ぶりの116円台から反落する中、投機筋はドル/円の買い戻し(円ロングの解消)に動いたと推測される。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロングへ転じる】
1月11日時点でユーロのポジションは、ドルに対して0.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増されたことから、約2カ月ぶりにネットロングへ転じた。
期間中のユーロ/ドル相場は、もみ合いながらも1.1370ドル台へと強含んだ。
そのような相場展開の中、投機筋のユーロ先高観がじわりと強まっているようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート減少】
1月11日時点でポンドのポジションは、ドルに対して2.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが取り崩されたことから、ネットショートは前週から1.0万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、パウエルFRB議長の発言内容が、警戒したほどタカ派的ではなかったと受け止められたことからドルが反落し、1.3630ドル台へと強含んだ。
ポンド/ドル相場の上昇の予想に反してポンドが上昇した流れから、投機筋はショートポジションを減らさざるを得なかったようだ。
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IMMポジション
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