シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート2週連続減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート増加】
1月4日時点で円のポジションは、ドルに対して6.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング、ショートともに持ち高を増やしたが、ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.9万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに備える形で米債利回りが上昇し、ドル買い・円売りが進んだことから5年ぶりに116円台へと上昇。
そのような中、投機筋の間では円売り(ショート)が優勢だったが、逆張り的な円買い(ロング)もじわりと増加しており、相場観が交錯し始めた様子も窺える。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート減少】
1月4日時点でユーロのポジションは、ドルに対して0.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが取り崩されたことから、ネットショートは前週から0.5万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、一時1.138ドル台まで上昇するもその後は1.127ドル台へと押し戻された。
方向感に乏しい相場展開の中、投機筋の動きは持ち高調整が中心だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート2週連続減少】
1月4日時点でポンドのポジションは、ドルに対して3.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが取り崩されたことから、ネットショートは前週から1.2万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、1.3550ドル台へと上昇した。
投機筋のショートカバー(売り持ち解消)がポンドの上昇を主導したと考えられる。
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IMMポジション
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