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FX初心者は何から始める?基礎知識とトレードスタイルとは

f:id:navimedia:20220104141344j:plain(写真=PIXTA)

FX初心者共通の悩みといえば、「何から始めたらいいのか、よく分からない」ということではないでしょうか。

今回はFX初心者でも効率的なトレードができるようになるために、最初に始めるべき大切なことを紹介してみたいと思います。

FX初心者が最初にやるべきふたつのこと

FXに限ったことではありません。
新しいことを始めるときは、それが何であっても、最低限の基礎知識が必要です。

FXはシンプルです。
為替レートが「上がるか」「下がるか」を予測して、通貨を売買します。
知識や経験がまったくないFX初心者でもFXのトレードはすぐにできますが、実際に利益を出すのは簡単なことではありません。

根拠のない「カン」に頼ったトレードをしていると、「あっ」という間に資金を失ってしまうでしょう。
ですので、少し時間はかかるかもしれませんが、最初のうちに、最低限の基礎知識は習得するようにしましょう。

また、FXにはいろいろなトレードスタイルがあります。
FXトレードで“億り人”になった人たちの多くは、自分の得意なスタイルで、FXトレードを行っています。

知識も経験もない段階で、トレードスタイルを決めるのは難しいでしょう。
それよりも、「自分なりのトレードスタイルを見つけるために、知識を習得しながら、経験を積んでいくのだ」と思ってください。

FX初心者が最初に覚えるべき基礎知識

FX初心者には、以下3点の基礎知識を最初に覚えて欲しいと思います。
なお、これらの知識はFX会社主催のセミナーに参加したり、書籍を読んだり、FXトレーダーが開設したネット上の個人ブログや投稿動画などで見たりすることでも、十分に覚えられます。

1)利益獲得方法

FXで利益を得る方法は、「為替差益」と「スワップポイント」のふたつです。

「為替差益(キャピタルゲイン)」とは、安い価格で通貨を「買い」、高くなったところで売却するか、あるいは、高い価格で通貨を「売り」、安くなったところで買い戻して得られる利益のことです。

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f:id:navimedia:20220104140805j:plain一方の「スワップポイント(インカムゲイン)」は、通貨国ごとに異なる政策金利差で得られる利益のことです。

例えば、南アフリカランドやトルコリラなどの政策金利が高金利な国の通貨と日本円などの政策金利が低金利な国の通貨とのペアを、「買い」ポジションで保有するような場合に、「スワップポイント」は発生します。
通貨を保有している期間は、原則的に毎日獲得できます。

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2)証拠金とレバレッジ

FX会社に自分の口座を開設し、資金を入金してから始めます。
口座に入れた資金は証拠金と呼びます。

FXには「レバレッジ」という仕組みがあり、個人であれば、証拠金の最大25倍までのトレードが可能です。
つまり、FXは少ない資金で高額トレードが可能ということです。

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このため、投資効率は高くなりますが、損失が発生した場合、レバレッジの分だけ、損失も大きくなります。
そのため、FXはハイリスク・ハイリターンの金融商品と言われています。

3)スプレッド(手数料)

日本国内のFX会社は競争が激しく、通貨を売買するときの取引手数料は無料です。
しかし、通貨を市場で両替する際、「売るレート(Bid)」と「買うレート(Ask)」に差があるため、この差分を「スプレッド」と呼び、売買するたびにスプレッド分のコストがかかります。

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スプレッドはFXの実質的な取引コストに相当します。
なお、通貨ペアごとでスプレッドの金額(差額)は異なります。
また、同じ通貨ペアであっても、FX各社でスプレッドの金額は異なります。

FX初心者はトレードスタイルの種類を覚えよう

必要最低限の基礎知識を学習したら、実際にトレードしてみましょう。
最終的な目標は、自分なりのトレードスタイルを見つけることです。
自分の性格、知識量、トレードできる時間帯などでも、スタイルは変わります。
以下に簡単にご紹介しますので、参考にしてみてください。

1)スキャルピング

1回のトレードで数pipsから数十pips程度の利益を狙って「数秒~数分」という短い時間に何度も売買を繰り返すのがスキャルピングです。

リスクを限定できる一方、FX初心者には売買のタイミングを見極めるのが難しいスタイルでしょう。
わずかな値幅で売買するので、それなりに大きな金額(Lot数)を投入することになります。

また、常に相場を見ていることになるので、専業トレーダーにならないとスキャルピングのスタイルで取引するのは、かなり難しいかもしれません。
※pips:FXで使われる全通貨共通の単位

2)デイトレード

トレードごとに数十pipsから100pips程度の利益を狙い、その日のうちに決済してポジションを翌日に持ち越さないのがデイトレードです。

寝ている間に相場が急変動して大きな含み損を抱えてしまうリスクを回避できます。

スキャルピングほどではありませんが、短いトレンドを追うので、その見極めが必要になるトレードスタイルです。

3)スイングトレード

数百pipsの利益獲得を目指して「数日から数週間」ポジションを保有するのが、スイングトレードです。

スキャルピングやデイトレのように、常にチャートを確認している必要がないため、サラリーマンのような本業を持つ方々に合ったトレードスタイルではないでしょうか。

デイトレードよりも長い時間軸で相場のトレンドを見極める必要があり、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析なども取り入れて、世界の政治、経済、社会の動向なども売買材料にします。

4)中・長期トレード

「数週間~数カ月」ポジションを保有するトレードスタイルです。
売買することによる為替差益だけでなく、スワップポイントでも十分な利益が狙えるトレードスタイルです。

銀行の外貨預金は満期にならないと原則的に利息がもらえませんが、FXは毎日スワップポイントがもらえて、いつでも日本円に戻せるのが便利だという人たちが、外貨預金の代わりに利用している場合もあります。

デモトレでトレードスタイルを試そう

習得した基礎知識だけで、すぐに本番のトレードを始める勇気が持てそうにないという人は、「デモトレード」でテストしてみるという方法もあります。

多くのFX会社がデモトレードを用意しています。

簡単な手続きだけですぐに無料で始められます。
デモトレードの良い点は、本番とほぼ同じなので、取引ツールの使い方などが覚えられることです。
なお、本番はリスクを抑えるために、低めのレバレッジで少額から始めてみましょう。

外為どっとコムのデモトレアプリ「Be a trader !」は、iPhone・iPad・Androidのいずれにも対応しており、サイト・アプリストアからスマホアプリをダウンロードできます。

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さて、今回は初心者がFXを始める際、具体的に何から始めるべきかを考えてきました。
実は、FX会社選びも大切です。

「スプレッドの狭さ」「通貨ペア数」「サポート体制」などを調べて比較してみましょう。
また、自宅にあるPCのみならず、外出先で必要なスマホでのトレードも重要になる場合が少なくありません。

FXトレードのための専用アプリが使いやすいかどうかも大切なポイントになります。
ご自身に合ったFX会社を見つけ、経験を積み、自分なりのトレードスタイルを見つけて、ぜひFXで良い成績を残してください。

PickUp編集部

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