目次
▼5日(水)の為替相場
(1):北朝鮮ミサイル発射 市場反応なし
(2):米ADP雇用 予想上回る
(3):ポンド/円 昨年10月以来の水準へ上昇
(4):FOMC議事録 タカ派的でドル上昇
5日(水)の為替相場
期間:5日(水)午前7時10分~6日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):北朝鮮ミサイル発射 市場反応なし
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルと見られる飛翔体を発射したと伝わったが、市場に目立った反応はなかった。
(2):米ADP雇用 予想上回る
米12月ADP全国雇用者数は前月比80.7万人増と、市場予想(41.0万人増)を上回った。一時115.62円前後まで下落していたドル/円は、米長期金利の上昇に連れて持ち直した。
(3):ポンド/円 昨年10月以来の水準へ上昇
ポンド/円が前日高値(157.43円前後)を上抜けて昨年10月以来の水準へ上伸。ポンドは対ドルでも約2カ月ぶり高値へと上昇した。ユーロもポンドに連れて強含んだ。なお、ジョンソン英首相は前日の会見で「経済活動を続けたまま新型コロナウイルスの感染急拡大を乗り切れる」との見解を示している。
(4):FOMC議事録 タカ派的でドル上昇
米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月14-15日の会合の議事録を公表。多くの参加者が「現在の改善ペースが続けば、労働市場は急速に最大雇用に近づく」と指摘。その上で「従来の想定より早い時期に、また速いペースで利上げすることが正当化されるかもしれない」とした。また、ほぼすべての参加者が「最初に利上げした後のある時点で、バランスシートの縮小を始めるのが適切である可能性が高い」との考えに同意した事が明らかになった。全般的にタカ派トーンが強い議事録と受け止められドルが全面的に上昇。ただ、米長期金利の上昇を嫌気して米国株が下げ幅を拡大したため円も強含んだ。ドル/円は116.10円台へと小幅に上昇した一方、クロス円は軟化した。
5日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日の見通し
ドル/円の見通し:2つの期待がドルの支援材料に
昨日のドル/円は5年ぶりの高値圏で底堅く推移。前日に付けた2017年1月以来の高値(116.35円前後)を超えられずに反落すると115.62円前後まで軟化したが、米12月ADP全国雇用者数の好結果を受けて下げ渋った。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で早期引き締めの可能性が示されると116.10円台へと持ち直した。
明日の米12月雇用統計とFOMCの早期利上げという「2つの期待」が本日もドルの支援材料となりそうだ。ドル/円は116.35円前後を上抜ければ一気に116円台後半へと上値を伸ばす可能性もあろう。ただ、早期利上げ観測で昨日のNYダウ平均が400ドル近く値下がりするなど米国株は軟調だった。世界的に株価が調整色を強めるようならドル/円の上値は重くなりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。